ご案内させていただきます。トロント生まれのカナダ人。アリスタレーベルが当時ホイットニーヒューストン系列なシンガーを売ろうとしていた時期の典型的なゴスペルパワー炸裂女性シンガー。このアルバムが 売れた理由は(13)のダンスミックスにあり、クラブでばか受けしたらしい、これがブレイクしてこのアルバムは売り上げがうなぎのぼりに。でもこのアルバムはわりとしっとりめのバラードが多いのが特色。またネクストのメンバーとのデュエット(4)でも激唱してる=これがトップテンヒットに突入。全体としてはミッドテンポ、バラード、ダンステンポと楽曲のレベルが高く、このシンガーの解釈力もかなり高い。ダイアンウォーレンなどの売れ線作家の楽曲が入っているのも要因のひとつ。安心して聞いてられるブラコンアルバム。(8点)
観たらこの作品を思い出した。(笑) でも、こっちも強力!!まさにダーク・オールスターズですから。 学生たちが、それぞれのスターたちの異次元世界に引き込まれて、そのストーリー?どおりにヤラレてしまオムニバス風展開から、ラストの大団円(逆転)まで、結構楽しめました。
最近,90年代に活躍したアーティストが久しぶりにアルバムをリリースするという機会に接することが多くなった。ベビーフェイスやダリル・シモンズらの庇護を受けて95年に鳴り物入りでデビューしたデボラ・コックスも例外ではなく,本作は前作から6年ぶり,しかもマイナー/レーベルからのリリースとなる。 時は移ろうもの。音楽やファッションには流行り廃りがあって・・・・と言われればそれまでだが,卓越した歌唱力を持ちながら,流行に合うかどうかでアルバム・リリースの機会さえ与えられないというのは昨今のミュージック・シーンも商業路線が過ぎるのではないかという気がする。 但し,6年ぶりだろうが,マイナー・レーベルからだろうが,本作の内容は充実している。 冒頭の3曲がいい。春の陽射しにも似た麗らかで穏やかなバラード「Love Is Not Made In Words」,ときめく乙女心を想起させるドリーミーなアップテンポの「You Know Where My Heart Is」,感傷的なまでに甘美でドラマッティックな「Did You Ever Love Me」。これだけでも本作を購入したと十分に意義はある。中盤は「Beautiful U R」。タイトなビートで少しハード・エッジに仕上げたAOR寄りのアップテンポで,サントラに使われそうなキャッチーなナンバー。僕は結構気に入っています。しっとりと落ち着いた甘美なメロディーでゆったりと夢の世界に誘う「All Over Me」は,深夜の摩天楼を想起させるような摩訶不思議な空気がいい。エンディングは,哀感を帯びたメロディーを凛としたヴォーカルで壮大に歌い上げる「Where Do We Go 2」。シンフォニックでドラマティックな展開が印象的だ。 こうして聴いてみると,ビヨンセやレオナ・ルイスといった旬なシンガー達とひけを取らない華と歌唱力が感じられ,今もディーヴァ(歌姫)としての輝きに満ちている。こういうアーティストやアルバムこそが高く評価されてくれたら・・・・そんな気にさせる会心作だ。
アリスタの社長(当時)、クライヴ・デイヴィスに発掘されてデビューしたデボラ・コックス。デビュー当初はホイットニー・ヒューストンの再来とまで評され、発表されたデビュー・アルバムも好調な売れ行きを示した。 その好調な波を受けてリリースされたのが本作である。本作のなかでまず注目すべきなのは何と言っても『NOBODY'S SUPPOSED TO BE HERE』であろう。ヘックス・ヘクターによりリミックスされたハウス・ヴァージョンは世界中のクラブ・シーンで大ヒットを記録した。この一作で彼女は「ハウス・ディーヴァ」としての地位を不動のものにしたといってよい。その他にも、『WE CAN'T BE FRIENDS』『IT'S OVER NOW』などのヒット曲が収録されており、R&Bリスナーにとっては必聴の作品となっている。
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