達彦さんの艶やかなメロディラインは昔のままです。とりわけ最初の「冬へ急ぐ街角」なんてもう最高!アルバム全体もバランスがとれておりスマートなテイストを感じさせる仕上がりとなっています。「全曲インストゥルメンタルで聞かせて欲しい」と言いたくなってしまうようなそんな1枚です。
この本は、山本達彦さんの赤ちゃんの写真から始まり、ファンには、たまらない一冊だと思う。しかし、中身は、ファン以外の人も十分楽しめる内容で、山本達彦さんの幅広い趣味を垣間見ることが出来る。音楽、映画、絵画、文化などのことが盛りだくさん載っていて、とても親切なことに、「勾玉」-縄文時代から古墳時代にかけてつくられた日本独特の装身用具。などと、解説つきなのだ。知らない言葉を見つけても、解説を見て知ることが出来たので、辞典を兼ねているような不思議な本だ。興味を持ちたくなるような事が次から次へと書かれている。
デビュー30周年記念ということで出たベスト盤です。 デビューから絶頂期といえる時期(1978〜1988年)の音源を収録しています。 とりあえず彼の作品に初めて触れようとする方にはオススメのCDでしょう。
しかし気になるのは他の方も触れてらっしゃる、デビュー時に在籍していたフィリップス音源の事ですね。
このベスト発売が告知された当初、1枚目にそのフィリップス時代を目一杯収め、2枚目に移籍後の(旧)東芝EMI時代という曲目だったので、2枚目に「無理やり詰め込んだ感」を覚えつつ入手困難なフィリップス音源の復刻に喜んだものですが、やはり修正が入り現行の曲目になりました。 選曲は達彦さん自身との事で、文句を言うのもどうかと思いますが(ご自身も悩まれたのかも)、最近のライブのセットリストを見る限り今作未収録のフィリップス時代のお馴染みの曲が数曲披露されているし、そういった曲が聴けないのもどうかと思います。
どうせなら、フィリップス音源ベスト1枚、EMI音源だけで今作、という感じで良かったのでは? (業界の事情などもありましょうが)
約20年前に出版されたものとは思えないくらい、古さを感じさせない写真集だと思う。一枚ずつ切り取って、絵葉書にしたいと思うくらい、素敵だ。自分でも、真似をして写真を撮ってみたくなる気分になる。中でも面白いのが、山本達彦さんにとって「愛せるもの」と「愛せないもの」と分類された項目があること。どちらの項目にも、影響されることがたくさん載っている。
まずこのアルバムから買ってみては? よければ「ミュージック」「メディテラネ」も購入してください。 きっと気に入りますよ~
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