病気の子供を持つ芸人の父。
妻に逃げられた父は、子供との残された時間をどう過ごすのか。
1985年の映画ながら、1000%泣けます。
本当に悲しい映画です。しかし、そこはビートたけし主演。ちょっと笑える場面もあります。
柳沢慎吾との掛け合いは笑えますし、ビートたけしのお笑い論みたいなものも真剣に語られていて、結構見ごたえもあります。
108分でそれなりにボリュームもありますし、完成度は高い映画と思いました。
でも、とにかく泣けます。この映画ズルいです。是非多くの方に見て欲しいです。
今、まさに日本一を競っているご存知中日、落合監督が、監督としての思いの丈を余すところなく語っている作品。タイトルは「采配」となっているが、別に試合に於ける采配術を語っているだけではなく、監督としての選手達へのアドバイス、プロフェッショナルとはどういうことなのか、練習とは?競争とは?成長とは?心構えとは?・・・という思いを、トータルとして「采配」と言っている。これを読むと巷間「俺流」と形容される「落合流」とは、決して自分勝手な唯我独尊型の言動なのではなく、自分の経験に基づく、至極、理屈に合ったシンプルな「落合思考」であることがよくわかる。レベルアップのためにはこう考えるべき、プロ野球選手としてはこういう気概を持つべき、そして試合に勝つにはこうあるべき・・・という落合監督の考えが一つ一つ、ひどく真っ当な考えで語られ、それがすべてプロ野球チームの監督として「勝つこと」に通ずる。という信念というか、驚くほど明快で理路整然とされている考え方が手に取るように理解でき、この監督にしてこの考え方ありきなんだなと納得させられる、非常に興味深く読ませてくれる作品だ。何より自身の現役時代、監督時代を通しての成功体験に裏付けされた言葉は自信に溢れ、そして説得力を持っている。時に無愛想で冷たい感じに取られることもあるようだが、それは「現実」という厳しい社会で生きて行くために、きれい事ではなく、本音でその「厳しさ」を語るがゆえにそんな評判に取られがちなのかもしれないが、その実、とても選手愛、チーム愛、野球愛に溢れていることがこれでもかというくらいに伝わってきて、8年間で4回優勝、Bクラスなしというこれ以上ない監督成績を修めたのも十分に納得がいく。監督の仕事とは、ファンが望むものは「勝利」であるという信念を貫き、実際それを実行してきた落合氏は今年で一先ず監督業を終えるが、氏であればどこの監督をやったとしても成功を収めるであろうと思わせる。尚、あの物議を醸した2007年の日本シリーズで8回パーフェクトの山井投手の交代劇についても明確に語られている。野球ファンには必読ともいえる作品だ。
日本のロックの黎明期に、フラワー・トラヴェリン・バンドは 日本人ならではのハード・ロックを目指し名盤『SATORI』を生み出したが、 あれは「日本」ではなく、「日本も含めたアジア地域」を連想させる音である。
真に日本人ならではのハード・ロックを強烈に主張しているのは、 本作のタイトル・トラックである「御意見無用」だ。 阿波踊りの土着的リズムとハード・ロックを見事に融合させた本曲は、 日本人として一度は触れておくべき歴史的名曲である。 (本作の翌年にリリースされた『雨 モップス'72』に収録された 「なむまいだあ(河内音頭)」も併せて聴いておきたい)
また、本作はハード・ロック・アルバムとしても至高の完成度を誇る。 グランド・ファンク・レイルロード並にパワフルな演奏、ZEPに通じる込み入った曲構成、 そして、アニマルズを信奉するシンガー:鈴木ヒロミツのソウルフルな熱唱、 どれを取っても当時の舶来モノのロックと比較して劣るところはなく、 サウンド・プロダクションも良好で、GSのガレージ臭い安っぽさは皆無。 ダークな色合いのヘヴィ・バラード「ノーボディ・ケアーズ」も素晴らしい。
本作は、その場限りの再発ではなく、永遠にリリースされ続けるべき 日本のロックのマスター・ピース・アルバムだ。 1971年の日本に、これだけ素晴らしい作品があったということを、 多くの日本のロック・リスナーはちゃんと把握するべきではないだろうか。
にしても、日本はロック・ミュージックが盛んな国なのに、 先人がどのような音をクリエイトしていたかを知る機会が あまりにも少なすぎるのはどういうことだろう…。
このモップスにしても、ロックにとって重要な季節を代表するバンドだったはずなのに、 カタログは廃盤扱いや未CD化ばかり。 妙な編集盤を出すぐらいなら、バックカタログをきちんと揃えてよ! これじゃヒロミツさんも浮かばれないよ。
原作も好きですが、三浦リカさんのファンなのでVHSで持っていますが買いました。
初主演、当時19歳でいきなりヌードです。
三浦リカさんと言えば、時代劇の脇役ばかりですが、彼女の主演作で現在でも購入可能なのはこれだけのようです。
落合監督が好きで、彼の著書はすべて読んでいます。 そこから感じるのは彼流のプロフェッショナルの在り方です。
これは讀賣退団から日本ハム入団までの経緯を描いたノンフィクション部分が半分で 残りは落合監督の野球観。
そこでは落合監督の理想とする監督像が描かれていますが、 今まさにそれを中日で実践されていることから、彼の現役時代の発言がさらに価値のあるものになったと感じます。
当時リアルタイムで読めれば☆5つでもいいのですが、今読むなら☆4つですかね。 でも選手時代から監督に至るまで、発言がぶれないところが落合氏のすばらしいところで 「名選手は名監督にあらず」を否定したケースの代表となりましたが 現代野球においては、この格言?は徐々に当てはまらないものになっていくと思われます。
読みやすく2時間弱で読めるので、落合野球に興味のある方は読んでみてもいいのではと思います。
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