今回はじめて観ました。 …続けて4時間みるのは、やはり難しいので、ちょっとずつ何日かで。 でも、途切れとぎれに見ても、すぐ作品の世界に戻ることができました。 全てが素晴らしい!ストーリーも音楽も(音楽はTVのちょっとした場面でBGMとして、よく使われていますね) デ・ニーロをはじめ、どの役者さんも素敵(特にデ・ニーロの少年時代を演じた方…表情とか目線がそのままでした) どんなに文字を重ねても言い尽くせません。また時間を作って(しばらく時間をおいて)是非また観ます!!
初公開時は3時間24分。すぐに発売されたビデオ版も同じ上映時間でした。日本用に編集したバージョンで何かが欠けていました。カンヌで上映されたオリジナル版の輸入ビデオを購入。バイオレンスシーンや性的なシーンを削っていたとわかりました。のちに「完全版」の当DVD発売。4時間弱の本作は3つの時間軸を巧みに入れ替えながら主人公ヌードルスの心の旅を描きます。当初の編集版より深く、味わい深い作品となりました。それでもいくつかの謎は残ります。実際は6時間の作品をレオーネは撮ったとのこと。彼の伝記で知りました。ならば完全版ではありません。4時間弱でも十分に堪能できる名作ですがさらなる完全版の発売を望みます。
昔からこの人は長く長くする傾向があり、この遺作も4時間近い大作に。
子供の頃から仲の良かったチンピラ5人。悪事を重ねて立派なマフィア(ギャング?)へ・・・。
過去と現在を行き来しながら、美しい映像とバイオレンスでストーリーは進んで行く。
これだけ長くても中だるみがないのは凄い。ゴッドファーザーT&Uに優るとも劣らない傑作マフィアムービーです。 画質も全く問題ない。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカは、イタリア人の映画監督セルジオ・レオーネが20世紀というアメリカの世紀をノスタルジックに描いた作品でした。ロバート・デ・ニーロが出演し、公開当事は随分話題になりました。20世紀初頭から60年代くらいまでの長い期間を描き、ストリート・チルドレンが仲間と共にのし上ってゆく姿を通してアメリカという国のダイナミズムと矛盾を描いたのではないか、などと感じ入った次第です。この映画の音楽を同じイタリアのエンニオ・モリコーネが担当しています。ノスタルジックなニューヨークのシーン、オーケストレイションされたアマポーラなど音楽だけを聞いていても素晴らしさが伝わってきます。夢と欲望を併せ持ったアメリカにぴったりな音楽です。この作品の中から、TVでも良く使われる曲が何曲かあります。最早スタンダードと言えるかもしれません。映画をご覧になって音楽を聞かれると一段と味わいが深くなると思います。
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