最初のLPアルバムを買った時、当時小学生だった私は《きゃ〜!みんな裸!(上半身がですよ)でもミッキーだけどうして帽子?》と不思議に思いました。青い透明なレコードにびっくりしながら、針を落としてみると 今までに聴いた事のない、知らない世界からの贈り物が次々にとびだしてきました。 キャラバンサライって何?井戸が渇れるほど乾いた世界ってどこにあるの?ナマステだけで挨拶なの? カトマンドゥーの曲中では、自然に生きる女性が素敵だと歌われ、物のあふれかえる生活なんて何だろ?と感じます。 最後の曲、ウェイブ・グッド・バイでは、歌詞を何度も辞書でひいてるうちに 《一期一会》の言葉にであったり。 何よりも、インドとも違う、中国とも違う、ネパールという国を知りました。
遠い世界に興味をもつきっかけになったアルバムです。
基本的にきちんと研究者が調査したものではないので、情報が正しいかは不明な部分がある。また、情報が全体に古め。ただ、なかなかわかりにくい庶民の生活のいろいろな面がみえて面白い。チャン(ネパールの酒)作り、陶芸、宗教画、IT企業、かつてあったネパール唯一のファーストフード店、占星術師など、援助と宗教ばかりでなかなかスポットが当たりにくい庶民生活の部分も書いていて、ネパールのことをある程度知っている人でも新たな発見があるのでは。動物園でネパール人が動物に優しく接しないとか、カセットを修理に出したら直って戻ってきたとか、日本人にはびっくりなことも書いている。それなりに調べて書いているので単なる「アジアの不思議な国」の印象を書いた本とも違い、具体的でおもしろい。
クルーの会話が録音されていて、確かに運行状況や緊張感が 伝わっています。クルーと管制官のやり取りも分かりやすい ので、興味がある方にはお勧めします。 ガンジス川のデルタ地帯で、キャプテンが「凄いですね」 などと会話していますが、そのような場面の動画(あるいは 写真)があればもっとよかったのではないかと感じます。 ユーザとしてはその辺も期待してしまいます。 トータル的に考えると価格がチョット高いかなと感じます。
主人公達は29歳。 私自身はその年齢をとっくに通り過ぎたけれども、似たようなことで悩んでいる。 立ち止まってしまった分だけ、始末が悪い。その上、若さの元気がない。 そんなダメダメな自分には、やっぱり、こういうウルトラハッピーな物語が必要だ。 もうちょっと元気なときならともかく、元気が出ないときにはこういう小説が必要なんだ。 だって、つらいこと、苦しいこと、きついこと、悲しいこと、腹立つこと、悔しいことなど、嫌なことは現実で事欠かないのだもの。
自分を見つめなおせと言われても、今更、培ったものをそう簡単には変えられない。 それでも、自分は生きている。それでも、幸せになりたいじゃない? 元気を補充したい、特に働く女性にオススメの本。
この甘さは極上だ。グラスから立ち上がる香りは、太陽をふんだんに浴びる健康な素材を想わせ、彼の地の豊潤な季節や慈しみ深い日常までもが感じられるようで、ネパールという未踏の地に抱いていた自らのイメージの貧弱さを呪う。 休日の前夜に一晩かけて理解し合いたい友と。是非にも。
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