見てのとおり長編TVシリーズの第1巻なわけですが、原作からのアニメ化ということでシナリオの大部分は忠実に踏まえています。主要キャラクターのお披露目的な要素の強い冒頭になるわけですが、この作品全編を通すドタバタコメディは初っ端から全快。1,2話は比較的いそがしい展開ながらも各キャラクターの性格を前面に押し出し、ちょっとわがままだけど気の強い未夢ちゃん、クールで少女漫画のお約束ヒーロー彷徨くん、トラブルメーカーのルウくんワンニャーのコンビをアニメならではの表現で上手く描いていると思います。☆二つ減点としましたが2巻以降も比較してのこと。まず1巻は押さえておきたいところです。
1996年の「かせきさいだぁ'」、1998年の「SKYNUTS」を経て、木暮晋也との共同ユニットTOTEM ROCK名義で発表されたアルバム。 前作2枚では、はっぴいえんど等のサンプリングを駆使し、渋谷系直系の日本語ヒップホップを模索していたが、今回は後の「サウンドバーガープラネット」や「ミスターシティポップ」におけるシティポップ路線の導入が垣間見える。
ナタリーでのインタビューでかせき本人が、はっぴいえんどの歴史を追っているという旨の発言をしたように、1st、2ndでみせた日本語ヒップホップへの模索ははっぴいえんどの「ゆでめん」、「風街ろまん」での日本語ロックの模索に酷似する。
日本語ヒップホップをさらに突き進めるか、はっぴいえんど解散後の大滝詠一のようなシティポップを開拓するか。そのような中での実験的な一面を味わえる、かせきさいだぁの2.5ndアルバムといえる1枚。
特に後にセルフカバーされる、#2と#3、リマスター時のボーナストラック#8が秀逸。
読んでみたくて買いました。 良い買い物ができました。 有難うございました
カセットテープで聞いていた、このアルバム。 つげ義春や梶井基次郎、はっぴいえんどのイントロなど、随所に散りばめられたワードや音に共鳴。
夏になると、というか梅雨になると聞きたくなる。
こういう作品が生まれるのなら、日本のじめじめした夏にも意味があると思える。
宮沢賢治やら遠藤周作やら梶井基次郎やらつげ義春やらいろいろな作家がモチーフとして出てきます。「冬へと走り出そう」の「委員長乗せて〜」はなにの本歌取りでしたっけ。まんがなんですよねえ。
「ディグ・ダグ・プーカ」はファミコン世代にはたまらないタイトル。
本歌取りが多いから、どこまでが加藤丈文の純粋な詞かわからないわけで傾倒しすぎることに危機感を感じるわけですが、言葉選びのセンスだけでも評価されるべきかと思われ、なんちゅうてもこれは音楽だから、音にのればそれでいいのだという気もし。
とりあえず加藤丈文の声が好きだ。永積崇の声と同じくらい好きだ。
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