2005年に出された本を新しく改訂した本。
768種もの仕事に関して取り上げている。
と言っても大まかな所までしかないため詳しく知るには紹介先のホームページなりを参照する必要がある。
代表的な仕事に関しては実際に勤務している方のインタビューも掲載されていて参考になるだろう。
辞書的に使用したりパラパラめくっていても新しい発見があるかもしれない。
できれば学生や生徒が読むべきだ。しかし他業種への転職を考えている人にも良い。
各それぞれの職業について、適切でわかりやすい説明で
とても理解しやすかったです。
職業紹介の幅の広さにも魅力を感じました。
それぞれの職業についての説明の詳しさについては、
むらも、ありましたが、それも必要最低限という事で納得出来ました。
どうすればこの職業になれるかも具体的に書いてあり、
これからやりたい仕事を見つけるには、最適な一冊でしたし、
純粋に娯楽的な本としても楽しめました。
高等学校の進路指導部や大学の就職部等の資料室に1冊あれば大変重宝だと思いました。よく知られている職業から初めて聞いた職種まで眺めながら日本には本当に多くの職業があることを知る機会を得ました。 網羅性は本書の特徴でありポイントですが、401ページ以降の「職業・しごとキーワード50音索引」に見当たらない職業もあり(365ページ以降のモノを生み出したり組み立てたりする職人仕事は当然ながらもっと種類があります)、多くの人が営む職業の多様性の素晴らしさも実感しました。
1600種類の職種を検索する機会と必要性がどの程度あるのかは別にして、世の中の仕事(職種)の概略を簡単に知るには好都合でしょう。1ページに4種の職業が詰め込まれている場合はマイナーな仕事だと思いましたが、結構これらに興味を覚えました。
本書の内容を具体的に説明しますと、146ページの見開きで解説してある「栄養士/管理栄養士」の項目を取り上げて見ます。栄養士と管理栄養士の違いを含めて職業の内容を詳しく解説してありました。現在の従事者数またはその動向では、93万人の栄養士の有資格者の内、10万人ぐらいが栄養士か管理栄養士として従事し、ほぼ需要が満たされているのが分かります。 「業態、規模、独立開業比率」「必要な学歴・経歴・資格・許認可」「必要な経験・修業・時間・費用」「難易度」「プロセスチャート」「業界団体」「実際レポート」「関連学校・養成学校」等の必要な情報は過不足なく掲載してあると感じました。 また「職としごとのプラスαコラム」も情報量は多くありませんが、読み物として工夫がされています。
なお16ページの「職種データの読み方」の例として「検疫官」が取り上げられてありました。 その中で「現在の従事者数またはその動向」として「職業者数は約350万人」とあるのですが、どのようなデータを元に「職業者数は約350万人」という記述に辿り着いたのでしょうか。日本の総人口の約3%強(就業人口比ではもっと上昇します)が従事する職業として「検疫官」があることはどう考えても疑問を感じますが。なお164ページの「検疫官」の項目ではこの人数は記されていませんでした。
若年層の就職環境の厳しさは相変わらずで、労働環境も一向に改善されず、就職への関門は年々厳しさを加えています。「『なりたい自分』を見つける」という副題は大切ですが、老婆心ながら就いた職業に自分を合わせることの方が実際はもっと大切だと思います。
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