昔はデニーロの専売特許だった感のある‘徹底した役作り‘。今じゃ日本の役者さんも役の為にナニソレをしたとか、カニソレをマスターしたとか言うようになったけど、僕に言わせればチャンチャラおかしい。演技の基本がまずありきでしょ?演技力+α役作りでしょ?デニーロくらいの演技力身につけてからモノいいな、と思ってしまうのであります。
この“仁義なき〜”シリーズ3作目、この作品を観ると当時の役者たちのウマさがわかる。僕は広島の人ではないので、方言が正しく発音されているかどうかはわからないが、あのセリフ回しや身のこなし、表情、ウマい意外の言葉がでない。これが役者だよな。方言を正確に表現したいならその地方出身の役者を使えばいい。役者とはいかにそのキャラクターを体現し、観客に生さを感じさせるか、そこに尽きると勝手に思っている。我が敬愛する成田三樹夫を初め菅原文太、小林旭、梅宮辰夫など、まさにキャラクターを生に表現している。特に新年の挨拶に集まった山守組のメンバー(成田、菅原、小林、山城)が口論になるシーンは日本映画史に残る名シーンだと勝手に思っている。
『仮面ライダー』のパロディーには違いないけど、思いの外丁寧につくられていて、素直に楽しめました。バイクじゃなくてチャリンコに乗った変身ヒーロー(ヒロイン)なのは、笑うより和んでしまう。 但、悪の組織ジョーカーに世界征服できそうなスケール感が皆無なのは、低予算作品の限界でしょうか。ヒロインの通う高校の体育教師が実はジョーカーの幹部というのも、必然性に欠けるしなぁ。なんだか中途半端なままストーリーが終わってしまっているので、出来れば続編も作って欲しい。 主題歌だけ妙に浮いた感じで、やけに格好いいのが印象に残る作品です。
コンサートの類で大活躍のサイリウム(ケミカルライト)。特に初音ミクのコンサートではすっかり必須アイテムとなりつつある。公式規則でLEDライトや大閃光、長すぎるものや改造サイリウムが禁止となったので実際に使えそうなのはこの「ルミカライト6インチレギュラーシリーズ」と「ルミカライト光るスティック」シリーズだと思う。会場で売っている公式グッズのサイリウムは値段が高かったり、緑(初音ミク用)が即座に品切れになったり、緑のはずなのに折ってみると黄色に見えたりとあちこちから不満が出ていた。事前に必要量をきちんと購入して用意しておくにこしたことはなさそうだ。 こっちの「ルミカライト6インチレギュラーシリーズ」は「光るスティック」シリーズに比べると多少太身だ。「6インチ」シリーズよりストラップのホルダーは大きく、握りやすい。ただ、欠点は重量が「6インチ」シリーズが20gなのに対してこちらは25gである点だ。たかが5gと言うなかれ。他のアーティストのコンサートよりもサイリウムの振り方が桁違いに激しく、登場キャラクターが変われば即座に色を換え、コンサートの山場では2本、3本とか両手に4本、6本とかそれ以上持って振る人も多い、まるで「サイリウム振り耐久レース」のような初音ミクライブではわずかな重量の差も疲労度の違いに影響する。特別な持ち手の部分は付いていないのでホルダー部分をきちんと握っていないと隣の人のサイリウムと接触したりすると意外に簡単に落としてしまうこともある。 ただ、現在のところ「光るスティック」シリーズには赤色(MEIKO用)がないので赤はこちらのシリーズで注文し、他の色は「光るスティック」シリーズの予備的に使っている。 そしてどちらのシリーズでもそうだが、ライブに熱中していると汗で手が滑って落としそうになるのに注意は必要だ。こまめに手の汗をぬぐうことは忘れないようにしたい。
勝新太郎最後の座頭市である。樋口可南子や内田裕也などを向かえとられた作品。勝新の殺陣はとにかく速い。最後の宿場全体を使った殺陣シーンはとんでもなくすごいし面白い。 勝新の座頭市はどんな終わりを迎えても何か寂しさのようなものが最後に残る。それはこの話でも健在で、スカッとは終わらない。 新しい技術で画像もカラーきれいに見れるので勝新の新しい座頭市、たっぷり楽しめるはずです。
偶然手にしたこの一冊。 絵が好きとかどうとかいう前に、どのお話も涙なしでは読めませんでした。 ハッピーエンドには違いないんですが、それでも泣けてしょうがなかった。 かりっと人の心の琴線をひっかくお話ばかり。 絶対的におススメです。
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