もし自分が治療法のない難病になってしまったら、どうするだろうと考えました。 きっと自分のことに精一杯で、治療薬の開発のために、たった一人で製薬会社に乗り込んで行ったりはできないと思います。 本を読んでいると、障害を持っているのに、大変な病気のはずなのに、まったくそういう感じがしません。 寝たきりになってしまうことを覚悟して赤ちゃんを産んだり、デンマークへ留学したり、同じ年の女性として、とても刺激的です。 世界で初めてという薬の開発が成功すると、ほんとにいいですね。多くの難病の人達の希望になると思います。
「尊厳死」という言葉が頻発されるようになりました。これまで生きてきて「尊厳」を問われたことは皆無でしたので、死ぬことを求められているような境地に陥っています。社会的負担を軽減するためだけの 「尊厳死」問題のように認識しています。ALSの母親を看取った川口有美子さんの名前を見て購入した雑誌でした。
町亞聖さんという女子アナ、キャスターを全然知らずに読んだのですが、華やかな見た目(はっきりした顔立ちの美人系)とは裏腹に5人家族、3兄妹の長女として決して円満ではない家庭環境(父親の荒くれ暴力など)に揉まれ、また自身が18歳の頃からは突然倒れた母の介護(その後には末期がんも併発)、看取りまで、ただでさえ不規則で忙しい局アナ、報道キャスターとして全力で取り組む姿勢が心に焼き付く。 20代というおそらく自分が一番輝くであろう時期に、受験、就職も過酷な中で挑み、また母倒れし折からあれほど自己中だった父が母に献身的に尽くし、それだけならまだしも、時に女々しく酒浸りになってしまう父親のかわりもせねばならず(経済的にも)、弟や妹達の将来のことまでこの人は本当にどれだけすごいのだろうか・・と何度も思い、愛情持って育ててくれた母とはいえ、私には到底真似出来ない・・と思った。 感服しました。
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