私が考えるところの、もっとも青池保子らしく描かれたものの一つ。修道士という一見とっつきにくい世界をテーマにしているが、絵もストーリーもレベルが高くて非常に面白い。何の違和感も無く入りこめた。この時期の彼女の作品はみな面白いので、他のものもお薦め。
80年代に一世を風靡したミュージシャン、Falco。 そのFalcoの没後10年目に作られた伝記映画。
本物にはあまり似てないなぁ、と思いながら見始めたけれど どことなく似ていて、また演じている俳優の魅力もプラスされて どんどん引き込まれていく。 最後まで見終わると、本当にFalcoの人生を垣間見たかのような感覚。 Falcoの歌、ライブなどがものすごく忠実に、丁寧に作りこまれているし 単に映画として見ても非常に良い出来。
頂点を極めてしまった者が味わうであろう焦りや苦悩、 華々しい世界にいながらも感じる孤独などがうまく描かれている。 この気持ちはきっとFalcoだけではなく、ミュージシャン、アスリート、 トップに立つすべての者が感じるんだろう。 邦題のとおり、まさに「運命に翻弄されたスーパースター」だった。
ローマ帝国時代を舞台にした密偵ファルコシリーズの最新作です。シリーズ第17作ということでこの小説もいつの間にか超長期作品となっております。 さて、本作では、ファルコは属州のギリシャ地方まで出張し、一件の行方不明事件と殺人事件を解決しにいきます。ファルコの義理の弟にあたるアエリアヌスが送ってきた一通の手紙から探索に乗り出したファルコですが、被害者達は七名所旅行社という旅行会社が企画するギリシア団体旅行の真っ最中。彼らを見つけるのも一苦労なら、追いついた後も殺人事件が起こるし、拘束したはずの容疑者は脱走してしまうしで捜査はグタグダの大迷走。はっきりいって今回のファルコはまったくいいとこなしです。 思うに、数作前から始まった、ファルコが家族を連れて現地へ赴き、そこで事件を解決するというスタイルにやはりちょっと無理があるのではないかなと思うのです。旅行+ミステリの傑作といえば、A・エルキンズのスケルトン探偵が真っ先に浮かびますが、あちらは連れて行くといっても妻だけだし、滞在期間も短いので、一応話はコンパクトにまとまりを見せます。しかし、こちらのシリーズでは旅が一週間二週間、下手をすると半年近くなったりするし、今回みたいに5人6人と連れ立っての旅となると、ミステリというよりは何か違うものを読んでいるような気になってきたりもします。 初期の密偵ファルコシリーズでは、ファルコのタフネスさや推理力、決断力、男臭さなどがハードボイルドな感じでかなり魅力的だったのですが、最近ではファルコがいいパパになり過ぎだし、緊迫感がどうしても足りなくなっているような気がするのです。そのあたりがちょっと残念な感じです。 あと今回はギリシアが舞台ということでギリシア神話のエピソードやギリシアの神々の神殿などが舞台になっているので、ギリシア神話の事に詳しければより楽しめます。
曲の方も若干異国風のカッコいい曲なのですが 今作の見どころは何と言ってもPV 個人的には島谷ひとみのPVの中で最も好きです。
c/wの花を探しても異国風のバラードでこちらもオススメ 同じような曲が2曲続いてたらちょっとマイナスだったけど あえてゆったりした優しい曲を入れるのが個人的によかったです。
マフィアを題材にしたホームドラマです。丁寧に作られた作品で、物語の展開に引き込まれます。但し、女性向ではありません。
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