彼女の歌は、ジャズというよりブルースの香りが強いです。そして、デビューしたときから変わらない、大地のような強さと安定感があります。前の2作よりはバックのサウンドがカラフルな感じになりましたが、それでもかなり控えめで、ナチュラルで、彼女の声を存分に聞かせてくれます。 輸入盤もすぐに入手可能になるようですが、日本版の方にはボーナストラックがついています。前作はDiana Krallの「Narrow Daylight」でしたが、今回はThe Bandの「It Makes No difference」。毎回、魅力的な選曲で、つい日本版の方を買ってしまいます。