良いメロディ、コード、アレンジ、そして美声、小田さん独自の世界を持った歌詞。
これだけで星5つは超えていますよ! 凄いです。「風のように」「風のようにうたが流れていた」以来の傑作ですね!
ジャケットが勿体ないですね(すいません... かわいいな〜って思う方もいらっしゃるかもしれませんが。) アコースティックピアノで弾き語っているような「ジャケット」なら、尚更良かったかな〜って思います。
現場者大杉漣300の顔をもつ男」という俳優大杉漣の自伝を読んだ。
人に歴史あり!ということで特別興味をもってなかった大杉漣やったけどこの本を読んで俄然興味シンシンに。
特によかった部分を少し紹介。
映画「HANA-BI」「犬、走る/DOG RACE」でいくつも賞をもらい急にまわりが盛り上がることに違和感を覚えていた大杉。
記者に聞かれた一言で目が覚めたという。
記者「大杉さん、下積みが終わった今、どういう心境ですか?」
その言葉で少し浮かれていた多すぎは我に帰った「一生下積むことが、ぼくの仕事なんですよ」
しぶいセリフやのー大杉さん!
手裏剣の先生から教えられた「狙うという気持ちを排除しろ」って言葉は俳優の仕事にも役に立っているのかもしれないという大杉漣。
そのとおりで色々共通すると思った。
後、外国の映画祭で10本出品された日本映画のうち5本に出演していた大杉漣。参加していた三池崇史監督に観客からの質問が飛んだ「いったい、日本にレン・オオスギは何人いるのか?」と。
その質問に答えた三池監督のセンスもかっこいい。
「レン・オオスギ3号までは確認できている」だって
ナニワ金融道のなかでは、一番、面白いと私は思います。店頭でなかったので、見つけたときは嬉しかったです。もちろんやぱりおもしろかっですよ。
SMの重鎮、団鬼六の自伝的作品。勿論、SM場面もあるが、主人公の自省的な語りがなかなか愉快。主人公は、元々純文学志向の作家い。エロスの世界を極めようとエログロ作家と呼ばれ始めるがそれと比例して収入も増加する。ところが問題は家人である。作品を書くために家でモデルを呼び緊縛しスケッチなどするが、家人は当然面白くない。夕飯を食べながらエログロ、変態と罵る。遂には寝室に鍵をかけられる。そうこうしているうちに家人は、主人公の助手を誘惑している。助手にそのやり取りを聞きながら、悶え苦しみ作品をものにしてゆく。あの団鬼六が、と思ってみると楽しめると思う。創作の裏に人に言えない苦労が潜んでいるのだと思う。ちょっとこぼしてみた、という作りが作品を落とさずにすんでいると思う。主人公に扮した大杉漣ははまり役。谷崎風とも言えるか。団鬼六の人となりに関心のある方にはお勧め。
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