このＣＤの注目すべき点は、やはり新エピソードです。
中身は、火星の後継者鎮圧後の、ある日のナデシコＢブリッジでのやりとりみたいな感じです。ハーリーとサブロウタの漫才が中心で、ハーリーがかなりイイ味出してます。劇場版で「ハーリー＆サブロウタの漫才が見足りなかった！！」っていう人はかなり楽しめると思います。
原作無しに、ＣＤだけで聴くという方にはどうなのか？分かりませんが、原作者・桃季さえサンの初コミックスと合わせて聴くと、オムニバスでのドラマもなかなかデスし、コミックスのあとがきにちょっとだけ出てくる、桃太＆風鬼の話も収録されています！コレはファンには是非お勧めデス!!
TV放映時は作風にいまいち馴染めず好きではなかったが、友人宅でこの作品を見て評価を一変するハメになってしまいました。 TV版の過剰なまでのオチャラケ雰囲気をトーンダウンしシリアス面を強くだしています。その中に出てくる黒い王子様アキトの復讐劇がこの作品に強い輝きを与えています。二度と戻れない楽しかった過去に焦がれながらも「復讐」の一念を心の支えに今を生きる彼の姿が何とも物悲しく切ないです。 そしてラストバトルの決着は椿三十郎を彷彿とさせて思わずニヤリとしてしまいました。 唯一の不満点はもう少し彼が復讐に足もがく様を見ていたかった。
ラストもエンディングテーマ「Dearest」のおかげで心地よい余韻に浸ることができました。 アニメ映画なので、内容も突飛で知識無しで見るには説明不足すぎる出来ですが、アニメが嫌いではないという方は是非オススメの作品です。
完全と有りますが、コミック版と劇場版のドラマＣＤが入っていません。
（たぶん、大人の事情でしょう。同梱のブックレットで監督が悔やんでいます。）
初ＣＤ化のカセットコレクションもあくまでオマケ。
しかし、服部隆之作曲のＢＧＭや主題歌を始めとした歌の数々は作品の世界観と見事に一体化した名曲揃いで聴き応えあります。
再放送等で最近興味を持ったという人は御買い得です。
それ以外の人は、コレクターズアイテムとして買おう！といった感じです。
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