この平野耕太さんと羽生生純さんを合わせて荒くした様な一目見たら忘れられない絵を描く漫画家さんはストーリー上では更に上を行く奇想妄想を繰り広げてくれます。
パラレルワールド上の第二次大戦下で展開されるわざと醜くデザインされた様な各国の機械化兵達の油で油を洗う戦闘をメインに、歴史上の有名人物が身も蓋もない調子で描かれる様子は実にスリリングで、その筋からクレームが来ないか心配になる程です。
絵は多分これから変わっていってしまうでしょうがそれが惜しくなる個性を持っています。
仮想と現実の戦争を別物と割り切り楽しめる方には大いにお薦めです。
「機械化軍隊」は、リアルタイム大戦略ってな感じのゲームです。資源を集めて戦闘ユニットを作り出し、与えられたミッションをクリアしていきます。エネミーユニット(敵)の残した残骸を回収し、新たな戦闘ユニットを増やすことが出来ます。 また始めてプレイする人も、ゲームを始める前にある程度の基礎知識を身につけることが出来る「チュートリアル」というミニゲームも用意されているので、説明書無しでも気軽にプレイできます。
何が何だか状況把握が難しい第参巻。秘密警察と対立する東機関が三船の脳を狙っていること、秘密警察司令長官 服部半蔵が超人複製計画によって誕生し、永久平和全人類機械化計画の実現に向けて動いていることなどは理解できた。活劇的な面白さでは、最後の零号水門基地への突入とその内部での戦闘シーンが秀逸。(途中で終わって続巻へ、となってしまったのが残念である。)
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