本作では前々作、前作の作画を担当した小野敏洋先生から宮越和草先生に代わっていますが、刑務所惑星を舞台に展開される複雑なストーリーは小野先生のかわいらしい絵柄では表現しきれなかったからでしょうか?交代の事情がどのあたりにあるのかは今もってわかりませんが。 宮越先生のイラストをはじめて見たのは中里融司先生の「メタリックエンジェル」の挿絵だったのですが、その時もかなり秀麗な人物描写をする人だなぁと思いました。 本作でも細かい描写がなされており、キャラクターデザインはもちろんの事、宇宙戦艦のメカや背景描写など前作等に比べて秀麗に感じられました。アーヴの美形キャラも男女問わず美しく描かれていますので見ごたえがあります。 「戦旗」編は後もう一冊「家族の食卓」がありますが、こちらは初版の発売からもう3年になろうとしているのですがアニメ化もコミック化もされるといった情報が入ってきていません。一日でも早く実現される事を願っております(これはこの作品の評価とは別です)。
この値段で、あの名作のBOXが買えてしまうのですから、不満は全くありません。 懐かしい作品ながら、改めて通してみると、意外と新鮮だったりもして、 いい時代になりましたね。
前身である「恋姉妹」は聴いたことがありませんが、結構楽しめました。ただわたしは百合的には、千夏×榛菜よりも明穂×透子先生や、桐香×美夕のがオイシかったように思います。勿論千夏×榛菜も、お弁当食べるシーンやデートシーン(?)、千夏の自宅でのやりとりなんかはよかったです。
そして明穂の微妙なツンぶりはとても良いです。透子先生はさすが年の功と言うか、お姫様(明穂)の扱いが上手い!
しかしボーナストラック(キャストトーク)は少しがっかりでした。もう少し百合展開に持っていってほしかったです。次巻はかゆいところに手が届くような脚本になっていればいいなぁ。
漫画の方は次回から透子先生が登場らしいですね。百合度アップに期待です!
星界の戦旗、第二巻 守るべきものです。
この巻は、ラフィールが領主代行、ジントが領主副代行 という管理者の立場に立って元人類統合体統治の惑星を 管理する話です。アーヴによって侵略された惑星出身の ジントが今度は侵略者側(アーヴ側)に立って管理と話を 進めていくのは興味深いというか・・・素直にジントはたく ましいなと思いました。
読みどころ3つ挙げますと、
(1)シャンガル「不敬罪、あるんでしょ?」。 (2)クリューブ王殿下を驚かせるラフィールの行動。 (3)ラフィールの胸にあるたぎり、噴きあがらんばかり になっているもの。
上記以外には、アーヴにとって「地表に立つ」という行 為、アーヴの地獄、ドゥヒールの姉に対する劣等感、ス ポールのお見通し、ラフィールに対するエクリュアの呼 び方、サムソンの料理、サムソン一生の宝物、ジントが 見た夢、アブリアルの涙、付録:<アーヴによる人類帝国> の領主制度についてなどです。
この巻は、ジントが侵略された側出身でありながら、侵略 する側として直接領主副代行として新しく帝国が管理下に 置いた惑星を管理するという課題がジントに与えられ、そ れを乗り越えた先に、成長のほかに今まで胸の奥でくすぶ っていた想いが蕾のように膨らむ成長を得、そこにラフィ ールのこれまでにない純然たる想いがさんさんと降り注ぎ、 花を開かせる見事の一言に尽きる巻です。一番最後の方に、 ディアーホが出てくる話があるのですが、そこでディアー ホに対してセルクルカという存在を持ってきたのは、この 巻の洗練さと味わい、後味を深めるのに一役買っているな と思いました。個人的には、幸せのおすそ分けだと思って います(笑)
01の始まりはやっぱりアーヴ語で始まりました。もうそれだけで感動してしまって・・・。01を見て思ったことはWOWOWのときの画質よりすこしいいかなぐらいで、内容のほうはOVAで2巻での発売なのでけっこうこくなってます。02の内容は親友(クードゥリン)や育ての親(ティル)との再開になると思いますが内容の重要なところが02に偏っている気がしてあと50分でうまくいくのかなーと思うところがあります。できればテレビで十三話ぐらいでやってほしかったです。総合して不安もありますが期待から星5つです。
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