2004年7月7日、『モントルー・ジャズ・フェスティバル2004』で最後のツアーの最終公演と自身が告げたライヴと、1996年7月17日、ビッグ・バンドを従えた『モントルー・ジャズ・フェスティバル1996』を1枚にした映像作品。DVDの方は2枚に分かれている。
特に『1996』の倍の曲数をやる『2004』が凄い。ジェネシスのライヴ・アルバムをご存知のかたはチェスター・トンプソンとのダブル・ドラムスがもの凄いことをご存知だと思う。それをフィルはこの最後のステージのトップに持ってくる。『俺はドラマーなんだ』と言いたいのだろう。最後はルイス・コンテのパーカッションも加わり、トリプル・ドラムスになる。背中が痛そうにもかかわらず、フィルのドラムは一糸乱れず一挙にトップ・ギアにライヴは入る。そしてメンバーとの一体感。チームワークが素晴らしい。フィルの人柄がこういう暖かいチームワークを創っているのが強く感じられる。
最早、言葉などいらないだろう。この稀代のエンタテーナーの最後のステージを、ジェネシスのドラマーとして、ピーター・ガブリエルの影に隠れていた時からずっと聴きつづけているぼくのようなファンには涙なしには観られないライヴだ。絶対に見逃すな!
2004年7月7日、『モントルー・ジャズ・フェスティバル2004』で最後のツアーの最終公演と自身が告げたライヴと、1996年7月17日、ビッグ・バンドを従えた『モントルー・ジャズ・フェスティバル1996』をカップリングした映像作品。
特に『1996』の倍の曲数をやる『2004』が凄い。ジェネシスのライヴ・アルバムをご存知のかたはチェスター・トンプソンとのダブル・ドラムスがもの凄いことをご存知だと思う。それをフィルはこの最後のステージのトップに持ってくる。『俺はドラマーなんだ』と言いたいのだろう。最後はルイス・コンテのパーカッションも加わり、トリプル・ドラムスになる。背中が痛そうにもかかわらず、フィルのドラムは一糸乱れず一挙にトップ・ギアにライヴは入る。そしてメンバーとの一体感。チームワークが素晴らしい。フィルの人柄がこういう暖かいチームワークを創っているのが強く感じられる。
最早、言葉などいらないだろう。この稀代のエンタテーナーの最後のステージを、ジェネシスのドラマーとして、ピーター・ガブリエルの影に隠れていた時からずっと聴きつづけているぼくのようなファンには涙なしには観られないライヴだ。絶対に見逃すな!
マイルスが当時流行っていたマイケルジャクソンとプリンス、当時の最先端技術、MIDIを取り入れ、ヒットチャートランクインを狙った意欲作。ジャズとマイケルジャクソンが融合したこの作品は、マイルスの全作品の中で、ジャケットとともに異様な光を放っています。当時発売されても、マイルスの意図とは反して、ポップスにチャートインせず、フルスイングで空振りしたものの、今ではマイルスを知る重要な一枚として評論家がお勧め作品の中に入れてくることも多い作品。自分自身も、マイルスの全作品を聴いていく中、メロディーに飢えているときに、思わず手を伸ばして聴いてしまいます。おすすめは2曲目のヒューマンネイチャーとタイムアフタータイム。バックで支えているMIDIの音が、今聴くと、スカスカでおもちゃみたいですが、マイルス独特のミュートトランペットのヴォイシングは健在。素直に吹かれるメロディーは聴きやすさとともに、身震いするような深い感動があります。「晩節を汚した」と言う人もいるこの頃の作品ですが、五十代後半であるにもかかわらず、こういう若々しい音楽に挑戦していった志は驚きであり、その志が個人的には好きです。初心者には聴きやすく、マニアには大珍盤。星4つは、しかたがないとはいえ、やっぱりスカスカMIDIが減点1
"Code M.D." "That's Right" が◎。
リマスター→良好
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