モデルの女の子の写真がきゃしゃな子だったので、うちの子は頭が大きめなのでサイズが小さくないか、届くまで心配してました。。でも、届いたらたっぷりサイズで一安心!お風呂上がりに毎日かぶってます。
水泳時の曇り止めに買いましたが使い方によっては曇ってしまう時があるので確実なのが欲しい。
安いし、アリーナのゴーグルと使い心地も変わらないと思って使っていたのですが、 グラスをはめる部分のゴムが一ヶ月程でとれてきます。
イギリスの人気作家サラ(シャーロット・ランプリング)が、 愛人でもある編集者ジョンの薦めで、南仏にある彼の別荘に ひと夏の間、滞在することになる。 環境が変わって執筆は捗るのだが、そこにジョンの娘を名乗る ジュリー(リュディヴィーヌ・サニエ)が現れて、事態は変化していく・・・
自己を律して規則正しい生活を送る、中年女性サラ。 あらゆる欲望のまま奔放に振舞う、若く美しいジュリー。 そんな2人が一つ屋根の下で暮らすのだから、当然摩擦が 起こるわけで、前半は女同士特有の嫉妬や競争心や苛立ちが 描かれる。 中盤にある事件が起きて、そこからはサスペンス的展開になって いくのだが、オゾン監督らしく結末はハッキリさせず、解釈は 観客に委ねられてしまう。
****以下の解釈はネタばれあり****
夢オチみたいだけど、ジュリーはサラが作り出した架空の人物では? きっとサラは現状(マンネリ化した自作品、前に進まない 不倫関係など)に不満があって、環境を変えるのと同時に 自分の殻も破りたかったのだと思う。 そこで別荘を舞台に、自らの願望を投影した物語を作り上げた。 作者といういつもの傍観者的立場から、物語を動かす登場人物に 変わることで自分を解放したいという彼女の企みに、観客は 付き合わされたのだ。
********************
ミステリーとしては消化不良だけど、主役女優2人の魅力だけでも 充分な価値があった。 ジュリーに振り回されたかと思えば、サラが優位性を取り戻す、 そんな両者の揺れ動くバランスが、ぞくぞくさせてくれる。
夏のプールに差す光、南仏の田舎町の美しさ、別荘のインテリア、 風を多用した演出などが、この作品の世界を作り出していた。
これは、単なる“ミステリー”の括りに入れてしまうと、強烈なシッペ返しを食うこと請負の、一種独特のムードを持った傑作だ。南仏の陽光眩しい風情豊かな別荘を舞台に、実生活に空虚さと性的不満を抱える初老の女流人気ベストセラー作家が、ビジネス・パートナーにして愛人でもある出版社社長の娘で、奔放に生きながらも影のある若く魅力的な女性と出逢い、曖昧でアンビバレントな感情を抱く。殺人も起こるが、彼女の微細な感情の揺れ動きこそが、ミステリアスで今作の一番の見所だ。青く澄んだ水を湛えたプールは、女性の“性”と“若さ”を象徴している様に思え、彼女の欲求と羨望を表す心象風景として、それが何度かインサートされるのが印象的だ。リュディヴィーヌ・サニエの、その美しい肢体と脚線美に目眩みつつ、シャーロット・ランプリングの、静的で抑制されたものの、その圧倒的な存在感は、L・ヴィスコンティ、L・カヴァーニ、W・アレン、大島渚、S・ルメット、J・ブアマンら名監督に指名され、さすが世界を股に駆けて活躍してきた名女優と思わせる。それにしても、舞台となった南仏の別荘とその周辺の街並と自然の素晴らしさは、是非ともバカンスで行ってみたいと思わせる佇まいだ。
|