ソフィア・コッポラ監督の作品が大好きで、映画はもちろん良かったのですが、それを引き立ててストーリーを盛り上げる音楽達がもう最高に良かったです。 マイブラとかジザメリ、ワードは知っていても聴いたことがなかったんです。だけど、このサントラのお陰で一気にハマってしまいました。電車通勤のお供に全曲通しで聴いた日には、どうしようもなくセンチメンタルで、心地よい気分に浸ってしまうから、今は聴けない(笑)仕事に行きたくなくなっちゃうから。 大人ガーリーな雰囲気が好きなら、DVDも一緒に購入することをお勧めします。たまに思い出しては聴きたくなるので、私は青春の一枚として売らずに手元に残してます。タイトルに書いてしまいましたが、はっぴいえんどもカラッとしていて良いのです。
ソフィアコッポラさんといえば、映画「ヴァージン・スーサイズ」と「ロスト・イン・トランスレーション」を監督したことで有名ですが、この本で監督以外の活動のお話も取り上げられていて、よりソフィアを身近に感じます! 普段の素顔のソフィアも垣間見えますよ♪ またゲストも多彩で、日本の友人からビルマーレイまで映画の裏話を披露してくれたり、何よりソフィアの写真がきれい!! おしゃれ好きさんにも、うれしい内容です。 ソフィア、センス良すぎです☆
この前WOWOWで初視聴しましたよ。そしてとても良かったです。監督自身の投影であるシャーロット、彼女が実際に体験したであろう東京での出来事を通じて「寂しさ」というものを繊細に描き素晴らしい。CMディレクターやマシュー南=藤井隆が典型ですが、出てくる日本人は戯画化されていてだから多くの人が「バカにしている」と思うのでしょうが、これは「人達の喧噪に満ちていている中の孤独感」を表現するための作劇法なのです。彼女は表層的な快楽にとらわれ、精神的・哲学的深みを感じられない人達に違和感を覚えているだけなのです。それはもう1人の女性、A.ファリスを印象的に配していることからも明らかです。彼女は間違いなくC.ディアスを想定したキャラですが、明るく「腸内洗浄」の話をしたり大食いだったり張り切ってヘタな歌を唄ったり、西海岸的な価値の女性です。しかしシャーロットはNY出身。A.ファリスがヨガやカラテの話をしている一方で生け花に興味を持ち、彼女が夫と楽しげに話しているのをブスッとして眺めて、話の中の間違いを後で指摘せずにはいられない。『甘い生活』がサンプリングされるのもこの文脈からです。 決してボブとシャーロットはセックスには至りません。そんな関係ではないのです。もっと高尚な何か、「恋愛映画」なんていう括りでは絶対に語りようのない次元の高い感情でつながっています。それは「孤独を分かち合えた、気持ちを共有できた」という切ないまでの安堵感、人への基礎的信頼を回復できたという滲むような嬉しさ、とでも言うものでしょうか。でもこのままホテルのロビーで手を取り合って見つめ会釈して分かれるだけで良いのか。両俳優は「どうしてもこういうシーンが必要だ」と要望して最後のタクシーを降りて抱擁し、口づけを交わす場面を作ったそうです。そうです、これが必要です。本当に素晴らしい。きっとこれから何度も見続けることになるでしょう。ある女性との思い出とともに。
ソフィア・コッポラ監督の最新作★ソフィアの世界観が大好きで、ヴァージン・スーサイズから集めています。初めて1人で映画館で観たこの作品。ソフィアカラーは健在で、甘くて、ほろ苦くて・・・センチメンタル!だけど、重すぎずさわやかに仕上がっている・・・**主役のジョニー(スティーブン・ドーフ)のシンプルTシャツ+デニム+テキトーに履いた感じのブーツファッショがカッコいい!!クレオ(エル・ファニング)のフレンチっぽいファッションも似合ってて可愛い!透明感が素敵!!ソフィア監督の作品って、内容は勿論のこと、ファッションや音楽食べ物・・・出てくるもの全てに刺激されます♪プールサイドで寝てるシーンも耳に心地がいい音楽で引き込まれます。観ると落ち着く、背中を優しく押してくれる、温かい作品だと思いました。
この前WOWOWで初視聴しましたよ。そしてとても良かったです。監督自身の投影であるシャーロット、彼女が実際に体験したであろう東京での出来事を通じて「寂しさ」というものを繊細に描き素晴らしい。CMディレクターやマシュー南=藤井隆が典型ですが、出てくる日本人は戯画化されていてだから多くの人が「バカにしている」と思うのでしょうが、これは「人達の喧噪に満ちていている中の孤独感」を表現するための作劇法なのです。彼女は表層的な快楽にとらわれ、精神的・哲学的深みを感じられない人達に違和感を覚えているだけなのです。それはもう1人の女性、A.ファリスを印象的に配していることからも明らかです。彼女は間違いなくC.ディアスを想定したキャラですが、明るく「腸内洗浄」の話をしたり大食いだったり張り切ってヘタな歌を唄ったり、西海岸的な価値の女性です。しかしシャーロットはNY出身。A.ファリスがヨガやカラテの話をしている一方で生け花に興味を持ち、彼女が夫と楽しげに話しているのをブスッとして眺めて、話の中の間違いを後で指摘せずにはいられない。『甘い生活』がサンプリングされるのもこの文脈からです。 決してボブとシャーロットはセックスには至りません。そんな関係ではないのです。もっと高尚な何か、「恋愛映画」なんていう括りでは絶対に語りようのない次元の高い感情でつながっています。それは「孤独を分かち合えた、気持ちを共有できた」という切ないまでの安堵感、人への基礎的信頼を回復できたという滲むような嬉しさ、とでも言うものでしょうか。でもこのままホテルのロビーで手を取り合って見つめ会釈して分かれるだけで良いのか。両俳優は「どうしてもこういうシーンが必要だ」と要望して最後のタクシーを降りて抱擁し、口づけを交わす場面を作ったそうです。そうです、これが必要です。本当に素晴らしい。きっとこれから何度も見続けることになるでしょう。ある女性との思い出とともに。
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