久々にYESらしい作品!YES(も)ファンの私にとってここ10数年間YESに求めていたサウンドが「これ」といった感じで、やっとオンタイム(90125は別)で感動を味わえました。(それにしてもCDジャーナルの評は豪く厳しいな・・・) 1がとても良い。2のイントロも和風で面白い。3は「こわれもの」っぽい曲。(個人的にはあまり好きでない。ホンワカ・サウンド。)5・8・10・11もYESっぽいです。 リック・ウェイクマンやトレヴァー・ラビンはおらず、新メンバーが2名加入しておりますが、次作「マグニフィケイション」ではおりません。
兵士たちの つかの間のひとときを 襲った攻撃。 ベトナム帰りの Jacob はセクシーなガールフレンドと New Yorkで 平凡な生活を送ってるんだけど、戦争の悪夢と,幻覚に悩まされるようになる。 でも 彼にはもう一つの生活があるような、どっちが過去で どっちが今か よくわからない。夢の中に夢が出てくるみたいな。 あなたは一回死んでるともいわれる。これから どうなるんだろうと思ってると、誰も信じない彼の幻覚が現実となって現れて来て...........。 はたして Jacobは。 Jacob’s Ladder というのは聖書に 出て来ます。 でも知らなかったら映画を見終わってから意味を探して見てください。 なーるほど と 思います。 戦争は もちろんよくないんだけど、Jacobは はたして、幸せになれるのか、悲劇でおわるのか。 最後は あーあっと 思います。。じーんとして 最後が わかっていてもう一度見ても 感動するし、なーるほどとも思えます。それでもなにか つじつまが 合わないような。エッシャーのだまし絵みたいな 終わりのないような映画です。 (映画は きちんと完結しますが。) あんまり 評判には ならなかった映画だと思いますが こういう映画が 評価されるべきです。 ゴーストを書いた人の作品です。ゴーストはあんなに有名になったのに (もちろん あれは いい映画でした。)これは それほどは 評価されなかった。こちらの方が 数段 面白いのに。こんな 話が書ける人は 天才だと思います。 あの FLASH DANCE の 監督で、まったく違う話ではありますが、どちらも New York の シーンの撮りかたが 素晴らしい。 とにかく この映画は 必見。 最高です。 Tim Robbins もちろん すてき、ガールフレンドの役の人も とっても かわいい。
映画を見て、どうしても映画の中で流れている『Shine Your Light』が欲しくて購入したサントラですが、これは最高の一枚です。今まで、映画のサントラを購入したことがなかった私でも、思わず『お得だ!!』と実感してしまうほど! あの映画で感動した方は、きっとこのサントラを聞けば、再びあの感動が蘇るはず。ラストに流れる『Shine Your Light』だけではなく、結婚式のシーンで主人公たちが熱唱した『Fire』や、静かに流れた『How To Dream』も本当に素敵な曲です。聞けば自然と映画のワンシーンを思い出し、涙出来る一枚です
『天子の卵』の続編で、ずっと読もうと思いながらも、 手にとらない日々が続いていたが、 昼飯後の休憩に少しだけと思い、手にとって見ると、 やはり『天子の卵』の内容を覚えていないことを自覚した。 それから『天子の卵』を流し読み。 悲しい話ではあるが、読みやすいいわゆる恋愛小説で 印象に残る小説であったので、 内容は結構簡単に思い出すことができた。 で、『天使の梯子』を読み出すと、やはり最後まで一気に読んでしまった。 内容的に面白いというものでないが、 引き込まれてしまって、最後まで。 村山由佳の小説を読むときは、長くない作品が多いということもあってか、 こういう読み方をすることが多い気がする。 『天子の卵』では予備校生だった歩太も絵描きの仕事をしており、 大学生だった夏姫も学校の先生になって、やめてOLをしていた。 続編というのは、望まれながらもいざ出来上がると、 続編が望まれるような作品に勝つような作品を作ることは難しいからであろうか、 いまいちな感想を持つことが多い気がする。 でも『天子の梯子』は、『天子の卵』の続きであるという入りで読みながらも、 別に比較するわけでもなく、『天使の梯子』の世界を満喫できた。 まあ単に村山由佳の作品が好きなだけかもしれんが。 でも『天使の卵』を読まないと、『天使の梯子』を理解することはできないような 構成ではある。
『世界経済を破綻させる23の嘘』も面白かったが、こちらも大変面白かった。より論文調で読みなれるのに少し時間を要したが、論旨は極めて明快。いまや自由市場主義経済の伝道師となっている国々も、歴史を紐解けば保護貿易主義の下に経済を発展させてきたではないか、発展途上国の経済発展を思うかのように自由貿易を強要するのは詭弁(もしくは大いなる勘違い)でしかない、と論破するもの。
ここで取り上げられる保護貿易主義政策は、皆が真っ先に思い浮かべる高関税だけじゃない。他国を追い抜くための知的財産侵害から、自国の優位性を守るための輸出禁止まで様々。競合国の工業発展を阻止するための戦略的な農産物市場自由化など、現代の先進国主導の自由貿易推進政策の信頼性を損なう歴史的事実も出てくる。(個人的に面白かったのは、たった100年前までスイスには特許法が存在せず、同国の化学・製薬産業はドイツの技術を積極的に盗用していたという指摘。今日では、医薬品原薬の特許を認めないインド政府を相手取って訴えているのはスイスの製薬会社だというのに…)
本書では、日本の戦後経済復興の成功要因として頻繁に取り上げられる統制経済的な策が、何百年と西洋諸国で用いられてきたことを確認できる。そして現代における、国際開発機関を通じた発展途上国の政策・制度への関与、ひいては自由貿易協定の締結などは、日本人の耳には馴染みある「不平等条約」と同様の効力を秘めていることに気付かされる。今日我々の目の前にあるものが、他の人々にとっても当然あるべきものだと思ってはいけない。
各国の政治・経済・社会の発展段階に応じて適切な政策や制度が考案されるべきという主張においては、本書では言及されないものの、CO2排出抑制政策に対する第三世界の反駁に通ずるものがあると思った。
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