26話までのダイジェスト版、それもファンの気持ちを最優先に考えての作品。テレビシリーズはスポンサーの横槍でおかしな小道具が出てきてかえって評判を落としたから。 願わくばこの作品を映像化してほしい。ヒロインは従妹という設定にクレームがきたのかもしれないが、実例はいくらでもあるし、法的にも問題は無い。(当時の子供の何人かは大人に「いとこ同士は結婚できるよね?」と質問したはず。) キー局のテレビ朝日(当時はNET)は確かに融通のきかない組織だが、今なら全世代に抵抗無く受け入れられるだろう。
戦うバビル2世、とてもカッコ良いです。 ここからネタバレなので改行します。
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量産型バイラスのレギオンに片手を斬られて、 さらに殆ど肉片と化してしまうバビル2世。 次の瞬間、エリア51内部にテレポート& 瞬時再生(笑)。 さらにヨミも加わってMJ−12なる、 異星人連合と思しき敵とさらなる展開へ。 欲を言えば、ポセイドン、ロプロスそして リターナーのアレンジが加わった「V号」 のバトルシーンも見たかったです。
主題歌はTVのオリジナルとは子供のコーラスが無く、著しく違う。解説等も殆ど無いので、番組を見たことの無い人が買っても無意味と思える(大抵は知った人が買ってるので間違い無いが)。 当時のTVBGMにしては楽器編成がゴージャスに聞こえる。バトルシーンの曲は傑作揃い。 サブタイトルコールの曲だけは「タケチャンマン」のイメージが強いか?
前回の限定版と比較し、主題歌CDはありませんが、DISKとブックレットは全く同じ。デジパック仕様ですっきり、背表紙の厚みは約半分でかさばりません。原作ファンにとってはケース毎のジャケットがなくなったので少し寂しいか?前回のもう一つの特典、荒木さん書下ろし「ボックス」がないのはさびしいなーと思っていたが、原画の外箱(ほんとにボール紙程度なのでもうちょっと厚みがほしいところ)から出して、にんまり。。。同じデザインでデジパックのジャケットの表紙になっておりました。値段もかなり安くなって嬉しい限りです。CD付きがほしい方は、中古で出回るのをお待ちください。
1970年代の後半に日本中を席巻し、今につながる「アニメブーム」の最初の波の中で、特に女子中高生ファンが熱狂した作品。横山光輝の原作およびこの最初のアニメ化作品は、当時の思春期の少年少女に大きな影響を与え、そこから多数のアニメ・マンガのクリエイターが育った。「ジョジョの奇妙な冒険」の第3部が、「バビル2世」へのオマージュであることは有名。また、この後「バビル2世」は2度リメイクされるが、やはりこの73年版アニメがいちばんとの声多し。 とにかく、最近のアニメにありがちな説教臭さとか胡散臭い理屈がなく、純朴な子供心を刺激されることは間違いなし。オープニングとエンディングは、アニメ史上の最高傑作だと思う。主題歌も名曲中の名曲だし、廉価版ならこれはもう買い!です。
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