第2次世界大戦下、実在したユダヤ人少女アンネ・フランクの半生を描いた 作品です。とても忠実に描かれており、マイケル・ナイマンのミュージックでも 涙しました。物語は、13歳の誕生日の日から始まり、次第にユダヤ人狩りが激しくなります。 そんなとき用意しておいたのが、事務所の「裏の家」です。アンネたちはここを隠れ家として 2年間生活していました。そんな中、作家になりたいという夢と、生き延びたいという希望を 忘れずに、日々日記をつけていました。最終的に警察に捕まり、晩年はマルゴーとともに 強制収容所で息を引き取ります。
私が特に感動したシーン。それは、8月4日、捕まられるとき、アンネが父オットーに 力強い目つきで軽く頷きます。そのとき、悲しい曲が流れ、涙が止まらなくなりました。 私たちは、今、こんなにも幸せな生活をしています。アンネも、こんな時代に生まれてきたら、作家という大きな夢も、実現したのではないでしょうか。そして、私たちは、 今の世の中を、精一杯生きなければなりません。立ち向かわなければなりません。 世界が平和になるその日まで、戦争・差別があったということを決して忘れてはいけないのです。今なお幼い子供たちにも、教えていかなければならないのです。
誰でも知る「アンネの日記」の映画化。 残念に思うのは、主演のMillie Perkinsが今ひとつ 硬く、演技が生き生きとしていないことです。 この印象は終始つきまい、結果として映画が今ひとつ 「生きなかった」と思います。 当初アンネ役にはAudry Hepburnが検討されていたけれど、 Hepburn自身が、ナチスによって苦しんだ体験が あったため、実現しなかったとか。Hepburnにぜひ演じて 欲しかった・・・
マイケル・ナイマンは英国の作曲家。短いモチーフをパターン化して繰り返す音楽であるミニマルミュージックの作曲家で、映画音楽や舞台音楽なども手がける。日本にもたびたび来日し、日本の映画の作曲も行う等、日本ともゆかりがある人物。パルムドール賞を受賞した映画「ピアノレッスン」の音楽を手がけていたことで一躍、名声を高める。ゴールデングローブ賞の最優秀映画音楽賞にもノミネートされたこも何度かある。
このサントラでは、ピアノ曲が大半を占める。映画も観たが、戦争下の沈んだ雰囲気と、ナイマンの洗練されたピアノが見事にマッチしている。ナイマンの音楽は、ミニマリズムを基調としながらも、ふと耳に残る曲が多い。サントラとして作曲されているが、ピアノソロで演奏するにも素晴らしい曲が揃っており、CDのみの購入もお勧めする。CDには、「If」と「Why」という歌曲も収録されているが、歌い手は英国人のヒラリー・サマーズ(Hilary Summers)。彼女の深い歌声と、映画を全体を包むもの哀しい雰囲気、そして啓蒙性と文学性を帯びた歌詞とのマッチングが素晴らしい。ナイマンの音楽によって、同映画はさらに洗練された高尚なものへと高められている。
ぜひ、聴いてみることをオススメする。
初めて読んだとき中学生だった。 アンネに年齢が近かったせいもあり、親近感を感じた。 十代が終わり、いまやアンネの母エーディットに年齢が近くなっている現在。 色々な読みかたができるので興味深い作品。
“The Diary of a young girl” is a book written by a Jewish girl called Anne Frank.
This book is a powerful reminder of the horrors of war. Even though Anne could not live through the holocaust, she's left us one big “present”- that is her dairy.
In her dairy, she depicted her experiences and memories of the holocaust vividly. It makes us aware of the cruelty and inhumanity of the holocaust. We as a human being must remember the memories of the holocaust and pass them on to future generations so as not to forget them.
We can also draw important lessons from her diary: tenacity to keep learning, persistence to aspire to a goal, and management of yourself. Anne's experiences, thoughts, and memories are still living in our hearts even after her death.
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