グラムとべスの反目は、この作品の中で最初からずっとでしたが、この巻でようやく仲直りです。べスの壊れっぷりがなんだか微笑ましいです。要するにグラムのこと好きだから追っかけてんでしょと突っ込みたくなります。これからべスは今までかってやって来たことにけじめをつけます。グラムを追っかけるためかなり無茶なこともしてきてますから。これからべスは自分を取り巻くしがらみから抜け出そうとしていくのでしょうね。せっかく仲直りできたグラムともしばらくお別れになるようです。せっかく分かり合えたのにまた分かれてしまう二人。まあ、結果的にはくっつくのでしょうがね。
TV放映時は一部見逃してしまったのですが、ふと思い出して全話をイッキに見ました。
風来坊な主人公(ヒーロー?)と、生真面目なヒロインが織りなす、恋と冒険の王道ストーリーで、 やたら難解な謎かけや、深すぎる心理描写などは無く、とにかくストレス無く心地良く楽しめます。 キャラクターも実写では無理筋でも、アニメならOKのラインナップで、バラエティーに富んでいます。
主人公:グラムは、その場の成り行きで海賊の一味となり、ロボット(ラウンドバックラー)に乗って戦う というベタなスタートから、まさしく笑いあり、人情あり、戦い(ライバル)あり、謎もある展開。
幼馴染みで離れ離れになっていたヒロイン:ベスとは、敵対しつつも、徐々にお互いの気持ちを確かめ合い、 最後は和解して2人で宝探しの旅に出て行くという、ちょっとした「ツンデレ」的な部分も 嫌味が無く非常にさわやかで、「娯楽作品とは、かくあるべし」とでもいった感じの流れです。
やたらに気難しかったり、狙い過ぎていたりする話に食傷気味の人にはお勧めの作品で、 エンディング曲「アオイタビビト」も、この物語を支える名曲だと思います。
この作品の魅力は魅力的なキャラクターたちでしょう。 夜明けの船と呼ばれる海賊戦で過ごすはなしです。 無鉄砲で人情味のあるエリザベス船長や感情を表には出さないが野望がある死神ヤガミ、いるかなのに何故かしゃべる、そして強いポイポイダー、RBというロボに乗りたい一心でジャガイモの皮むきでバイトをしてお金を貯めるショウ 、主人公を海賊から構成させようとするが時折追っ手から主人公をかばってしまうどこか抜けているベス、マッチョなおっさん、ライバルの海賊ここでは語り尽くせないほど魅力のある面々です。 ただ惜しいのは主人公の感情が全然掴めないことです。 私は最後まで見ましたが最後まで主人公がどんな人物かわかりませんでした、 思いやりがあるようで積極的なようで、抜けてるようで、夢があるようで、 けれど、それ以外だったら自信を持ってお勧めできる作品です。
アニメ絢爛舞踏祭が終了後で、ゲーム絢爛舞踏祭は発売前の微妙なタイミング。ゲームと同時発売すれば関連商品として同時に買う人も多かったと思うのだが。 それはともかく、プロポーションは満点、パーツ数も少なめで組みやすいキット。ただし挟み込み部分がいくつかあるので、塗装にはマスキングが必須だろう。 難点を挙げるとすれば、関節ボールジョイントとゴムカバーか。関節はややゆるく、特に大きいパーツである股間部のポージングには保持力が不足気味。ゴムカバーは柔らかすぎるため外れやすいのが難点。平手もゴムのため、表情をつけられない。握り手と平手くらいはプラでつけて欲しかった。
アニメを見た人は勿論これからゲームをやってみようという人にも お勧めの本です これから読む人が増える事を祈りつつ星4つです。
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