ダウンロード版を使用中、この値段でこの機能は十分です。
イメージの保存先を、USB2.0のポータブルHDD(USB1.0ポート経由)に、
起動CDは、PCMCIAのCDドライブ、WindowsXP HOME の環境で使ってます。
バックアップ、フル復元を何回もやったのですが、
何も問題なく、助かりました。
操作も簡単です。
システム開発者は機能の作り込みには熱心だけれどもダウンしたときにその影響がどれくらいなのかを予測して開発しているだろうかという疑問がこの本でかなり強くなった。10年問題なく動いているからといって絶対にダウンしないとはいえないのが現実だと思う。テストだけでは取り除けないとも思った。所詮人間の作る物には「完全」ということがあり得ないと思った。ユーザー側もベンダー側もシステムは絶対にダウンはあり得ないと思うのではなくダウンしたらまず応急措置で被害を最小限に防ぎ、思い込みをせず原因を追求することかと本書で考えさせられた。
「日経コンピュータ」と言えば情報システム技術者で知らない者はいない。 特に「動かないコンピュータ」という連載コラムはいろいろな会社の失敗した 情報システム開発を実名で取り上げ、センセーショナルな内容で有名である。 その日経コンピュータが2002年最大の「動かないコンピュータ」(と信じたい)みずほ銀行の情報システム障害を一冊の本にした。しかも読者は情報技術者ではなく、経営者を対象としているという。 たしかに装丁もビジネス本のニオイ、ドキュメンタリのニオイを 感じさせるもので、本屋に平置きするならば隣に立花隆を置くとよいのでは ないかとも思わせるつくりである。 3部構成の内容だが、やはり圧巻は第一部「徹底検証・みずほの悲劇」である。 その内容は手に汗握るものであり、みずほとは関係のない者でも冷や汗をかくのはまちがいない。あなたが情報システム技術者ならばキャリアの中での最悪だった仕事を思い出すだろう。それをさらにひどくした状況がこの本の中で繰り広げられる。経営者でなければできないこと、経営者にしてもらいたくてもしてもらえなかったこと、それらがまとめてさらけ出されるのだ。この点「動かないコンピュータ」に出てくる記事と方針・論調はまったく変わらない。 経営者と情報システムというのはこの5年くらいで大きく接し方が変わった。CIOという言葉にしても5年前は何人の経営者が知っていただろう。ましてCIOはどう振舞えばよいのかを知っている・見たことがある経営者が今何人いるだろう。 この本ではうまく行かなかった例(みずほ銀行)とうまく行った例(第二部で取り上げられる北洋銀行と東京三菱銀行)を対比させることで、経営者と 情報システムの関係について具体的なアルべき集、べからず集を示してくれる。 みずほ銀行、北洋銀行、東京三菱銀行の事例を読むだけなら2時間作り出せばできるはずだ。サスペンス映画を1本見るのならこちらの方が安くてためになる。謎の女は出てこないが、プロフェッショナルな仕事とはどうあるべきかについて示唆をもらえる良質なドキュメンタリである。ビジネス書として読んでもらいたい。
日々のデータのバックアップはもちろんですが、リカバリーディスクの作成に有効に利用しています。 WindowsMEを使用しているので、システムが不安定。購入後2年間で、既に5回以上はシステムリカバリーをしています。でも、各種周辺機器やネットワーク設定は最初から・・・・・ システムが快適な条件の時に、本ソフトでリカバリディスクを作成しておけば、とても安心。バックアップやリストアの方法もわかりやすく、快適な条件にいつでも戻ることができます。 不安定なシステムを持たれている方にはお勧めです。
2011年、東日本大震災直後の3月14日、みずほ銀行では震災義捐金口座を引き金にしたシステム障害が発生する。振込業務に端を発した障害は、直接関係ないと思われたATMや営業店の業務システムの停止、給与振込や決済業務の遅延等にも拡大し、ついには数日に渡ってATMを全面停止するという銀行業界では前代未聞の対応をとらざるを得なくなるまでに至る。 3大メガバンクグループの一角の同行でなぜこれだけの障害が発生したのか・・。
本書のベースになっているのは日経コンピュータの記事だが、本書の冒頭に述べられているように、”情報システムを専門としていない経営トップやビジネスパーソン"にも読めるように、IT関係の専門用語は基本的な事柄も含め、平易な一般の言葉に書き換えられ、説明も理解しやすように再構成されている。
ただその分、時系列に沿って記述し障害範囲が拡大していく様子やシステム障害の様々な要素・原因を丹念に分析していた元の掲載記事に比べると経営・マネジメント層へのメッセージ以外の要素がやや弱くなっているのは残念(現場レベルでの判断ミスや人的ミスが重なり、障害が拡大していく様も、様々な問題を提起しており、参照すべき点は多い)。
本書ではさらに、2002年4月のみずほグループ統合時に発生したシステム障害(この際は、口座振替・給与振込等を中心に1ヶ月近く混乱が続いた)にも1章をあて、みずほグループ発足時から内在したシステム障害の遠因に言及する。いまのままでは3回目の障害が発生するのではないか、とまで警告している。
後半は東京証券取引所等、外部への影響が大きいシステム障害事例を挙げ、他組織ではどのように障害を克服していったのかを紹介する。 最後の提言部分は一般的すぎてやや蛇尾に終わっている感はあるが、本書がメッセージを向けている経営・マネジメント層への訴求という点では基本的な事項に立ち戻らざるを得ないのかもしれない。 ネットをはじめITなくては機能しない社会の中で、肥大化・複雑化する業務システムにどう向かいあっていくのか、銀行業界だけではなく、ITシステムを利用する様々な業界・組織に問題を提起している。
|