ロックアルバムだがKANらしい全体的にポップ感のあるアルバムだ。 話題の車は走るだが僕も含め槇原敬之ファンの方だったらニヤリとしてしまう。(ミーハーなマッキーファンでは分かりにくいかも…) 歌い方もマッキーに似せている感もする。 それに、KANの歌の主人公はいつも情けない奴(僕も人のコトは言えないが…)が多いが、この曲の男はハッピーエンドだ……だから「すいません」なのだ。 ちなみにこの「すいません」だがKANは槇原敬之にこのフレーズだけ歌わせたかったらしい(KANのギャグかもしんないが) 全部で9曲と少ない感もするがそれを抜群の質感でカバーしている。
本のタイトル通り、敵キャラのことが非常に詳しく載っています。 その情報意外はかなり劣っている気がしましたが、 ザコキャラはもちろん、無敵キャラやボスのことが完璧に理解できる本。 ゲームの攻略本と言うより、敵キャラ情報のファイルみたいなものです。 敵キャラの名前、倒し方、特徴、をより詳しく知りたい方は、この本をお勧めします!
先駆的な芸術表現の宿命なのかもしれないが、 既に『作者の死後再評価が始まる作品』臭がプンプンしてる。
かいつまんで説明すると本作は、擬人化されたネコやカツカレーやクラゲなどが社会の不条理を嘆いていろいろ意見し 気ままに暮らしていたかと思ったらいきなり最終回になるも終わらず、復活したかと思ったら今度こそ本当に終わり ラストシーンは5巻の99ページにループ接続するという、時空を越えた壮大なスペースオペラである。 なんとか22世紀までに人類の文化レベルが本作に追いつくことを願ってやまない。 というか、もう移動紙芝居でもなんでもいいから復活してほしい。
最終話はクレムリン史上最も偉大な演出効果が表れている。 親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくキャッツ山のようなラストを予想していたが、その遥か上を行くせつなさだった。 いつものペースで淡々と読み進めた無防備な読者はここにきて、 『根底に横たわっていた問題は貧困でも格差でもなく、孤独だったのかもしれない』 と思い知らされ言い知れぬ寒気に襲われるのである。 (全体の98%はいつも通りのフガフガなので大量に飲酒しないと辛くて読めないということはないが) 隙間にめり込みすぎた隙間産業としては異例なほどストレートで美しい情景描写だ。 斜陽ギャグの覇者が異分野の才能の存在を示唆した貴重な瞬間といえるのではなかろうか。 ちなみにこのラストの伏線は1巻67ページに既に張られている。
主人公の顔が毎回変わるとか細かいことを抜きにすれば絵は本当に綺麗だ。 すべてのコマが放送事故レベルの作画だった1巻とはまるで比較にならない。 手抜き作画にしても、小粋なオシャレ手抜きといった感じで、もはや確信犯の貫禄すら漂っており線に迷いがない。 ニャン子ちゃん(17代目)も人に化けたネコマタも本当にかわいらしいしキャラの服装も多彩。 いくつかのネタはアンモラルカスタマイズで放たれた下ネタと線条痕が一致しているが 作画に関してもかなりの相乗効果があったようでカオスに一層拍車がかかった。
本シリーズは、おそらく作者自身がストレスまみれの環境下で体得した『気楽の奥義』の集大成である。 古めかしい三環系抗鬱剤なら山ほど飲んだがクレムリンの方がよほど効いた。 苦悩から重要性や威厳をはく奪する効果だけは世界一優れた本なので、 春から新生活を迎える予定で緊張気味の方は護身用に購入してみてはいかがだろうか? クソみたいな上司も顧客もクレムリンの世界に投げ入れてしまえば瞬時に無毒化できる。 21世紀を生き抜くためのゲリラ戦術の指南書が全7巻4000円という良心価格(良心が痛む価格)。 落ち込んでるお友達がいたら読ませてあげよう。樹海に活路を見出す前にクレムリンを買おう。 ワンクリックで救えるマンガがあります。
この映画はテレビの洋画劇場全盛の頃に数回観ただけ。 っていうと私は高校生。よく分かってなかったのか、ストーリーも覚えていませんが、暗鬱な寒い雪の降りしきる映像が思い出されます。 原作もかなりヒットしたスパイ小説のようですが、詳しくは判りません。(よいこは各自●oogleってください) 私の一番印象に残っているのは、終幕、西側(アメリカCIA)の優勢に終わるのですが、ハッピーエンドかと思いきや最後に主人公に「これで情報部を引退したいなら…しろ」と恐ろしい指令が下されます。 ホッとした後の事ですから、心の底からゾッとするラストでした。 東西冷戦時代の「シリアス・スパイ・ストーリー」として残る、否残っていくべき映画だと思います。 早いDVD化を希望しています。
ニーマンス(ジャン・レノ)とマックス(ヴァンサン・カッセル)が 出会うまでの流れはとてもよかったです。
死体も全裸で手首から先ないし眼球なくて水が溜まってたりと とっても「セブン」風サイコスリラー。 このジャンルが好きな人なら途中までは目が離せないと思います。 次から次へと不可解な殺人や事件が起きて、 やっと2つの事件が結びついた!
と思った矢先にあっという間に解決してしまいました。 この刑事二人が出会うまでに時間で言うと7割ぐらい進んでいるので なんで犯人が今頃そんなことやるに至ったとか どうやってその殺人をやってのけたのかとか もうちょっと時間をかけて掘り下げてほしかったです。
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