藤野邦夫氏の著書・訳書は本当に波長が合う。解説書の出版は多いが、良いと思って手許に置くのは、「前立腺がん正しい治療がわかる本」(村石修医師著)、「中高年男性に増えている前立腺がん」(伊藤晴夫医師著)、「前立腺がんで死なないために」(垣添忠生医師著)だ。しかしPSA値が高く、或いは針生検でガン発見の患者が参考にするには間違いなく藤野邦夫氏の著作が良い。「前立腺ガンこれだけ知れば怖くない」、「前立腺がん、これで全快!」(共に同氏訳)と、本書だ。治療後の再発・転移の場合には「心配しないでいいですよ再発・転移前立腺がん」が良い(福井巖医師監修)。前立腺ガン治療はこれまで伝統的に「全摘手術」だった。放射線治療の普及はあるが、密封小線源療法が出来る病院はまだ102病院(2010年2月現在)2010年4月以降に実施予定が6病院、合計108病院しかない。高線量率放射線療法(HDR)は14病院、重粒子線治療は2カ所しかない。治療設備がない病院で、放射線腫瘍医(約700名)がいなく、泌尿器科医師が手術専門で、患者に知識がなければ、主治医から手術を勧められ委ねるしかない。本書はPSA値(10以下か)、針生検結果(何本中に何本か)グリソンスコア(6以下か)、超音波やMRIや骨シンチ(限局、局所侵潤、進行ガン、前立腺体積)等々の違いで、低、中、高リスク群AとBでの治療法、組合せ、副作用、再発・転移後の治療法、全てが限られた字数でよく纏められている。骨を好む困った面はあるが、増殖がゆっくりで、時間的余裕があり、患者自身が治療法を選べる前立腺ガンだからこそ、情報収集し治療法を選び、それが得意の医師や病院を選ぶ為にも本書は良い。私は情報収集し1年半前に治療法と病院を決め、病院を変えて治療を受けた。快く検査資料と協力を賜った前の病院医師には大変感謝している。
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