ホムンクルスという錬金術的生物?をガラス瓶の中で育てる、言ってしまえば萌え系ゲームです。が、インターチャネルもよく出したなってくらい育成要素はお粗末で、しかも性格は僅か3パターン。はっきり言って全くおもしろくありません。 それでは何が素敵かというと、徹底的に作りこんだ美麗な中世ドイツのグラフィック。ホムンクルスが入り込むことで真理を探る仮想世界。錬金術というテーマなだけに、幻想的で神話っぽい世界観に浸れます。背景、各キャラクターは様々な実力派クリエイターさんたちが手掛け、何故か声優陣も豪華。すごくかっこいいのに地味すぎて気付かないオープニングムービーや、条件がシビアすぎて見れないイベントなども必見です。かなり偏ったタイプのゲームなので、ほとんどの方にはクソゲーだと思いますが、好きな人にはたまらない作品です。
水、土、火、風の4種の妖精がそれぞれいます。 この作品では、マスターであるプレイヤーと そのサポートをする人工知能とで妖精を育成・管理します。 そして、その妖精を荒廃した惑星に派遣することで、 惑星の環境を改善していく、という流れのゲームです。 惑星を人の住める環境にするためには 惑星にある4つの属性それぞれを バランスよくあげていくことが必要。 水の妖精を派遣すれば水の属性が上がりますし 火の妖精を派遣すれば火の属性が上がります。 ただ、水の妖精は惑星の火の属性を下げ、 火の妖精は水の属性を下げるといった効果も持っているので 極端に下がりすぎないような戦略も必要になってきます。 派遣する妖精は、まだ属性を持たない幼生の段階から 宇宙船のなかで育成することになります。 妖精を置く環境に様々なオブジェ(主に植物)を配置します。 各オブジェにも属性が割り当てられており、 火の属性の強いものを多く配置すると、 幼生は火の妖精へと進化する、という仕組みです。 さらに妖精の属性が一定値を越えると高次の妖精へ進化。 高次の妖精であればあるほど、 惑星に派遣した時の効果も大きくなり、 ついでに面白いイベントが見られるようになります。 全体を通しての魅力は、妖精の進化。 姿の変遷です。 クリア時に、マスターと人工知能の ややストーリーっぽい展開もあるにはあるのですが、 とってつけたような感じなので重要ではありません。 まったりと妖精を育成し、 まったりと変化を楽しむというのがこの作品のやり方です。
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