とにかく映画同様、最高!!!の作品だと思う! 特に印象深いのはNO,2とNO,26でどちらも大好きな主演の聡君が出てくる場面であるが、その時の彼の心情を如実に表現しているようで心に浸みた。 また、劇中で主演の二人が心を通わせる場面がそのまま収録されているNo,8も粋な演出で良かったと思う。 当時流行した歌謡曲もどこか懐かしさを感じさせ、喫茶店のようなクラシック音楽も随所に盛り込まれておりまるで自分がその場にいるように感じられた。 映画を観覧された方は無論であるが、そうで無い方にも是非視聴して頂きたい!!!
グレイテスト・ヒッツ(最強盤)の発売に伴い再発。シングルが再発とは珍しい。買い逃した人にはチャンス。アルバム未収録ヴァージョンのカップリングに注目。
まずタイトルですが、「最強」というよりかは、ベストとオマケ付きって感じです。
本当に「最強」なら、EMI時代のベストと合わせた感じのアルバムになると思います(笑)
全共闘運動といえば、ぽつりイメージだけが浮かぶも曖昧、 分かるのは私のように無知な者をよせつけない、暗い穴のような禍々(まがまが)しさだけだ。 同世代の監督がその時代を描く勇気はいかほどだったろうと思うも、映画を見て、強烈に腑に落ちた。「こういう奴いる!」。
監督は、時代を描きながら、やはり徹底して人間を見ている。 例えば「僕たち本物になれるんですよ」という梅山の言葉、 「時代」が彼の背中を押しているのは間違いないが、いつだって「本物になれなかった」人間ばかりで、 挙句(あげく)その「本物」の実態すら曖昧(あいまい)なのだ。 ひとりの人間を殺してまで目指した曖昧な「本物」って何なのだ!
もう、ずっと、胸が苦しかった。 「梅山」は、戦時中も幕末もいたのだろう。そして今もいる。 命を相手にする勇気はないまでも、霞(かすみ)のような「本物」を目指す人間は、きっといる。 「マイ・バック・ページ」は、人間は、今までもこれからも、ずっと人間なのだと言っているのだと思う。
《あらすじ》1971年、新聞社で週刊誌記者をする沢田(妻夫木聡)は、過激派学生の梅山(松山ケンイチ)と取材で知り合う。 沢田は先輩の忠告を無視して梅山との関係を深め、自衛官殺害事件の独占取材に成功する。 だが、会社はただの殺人事件と断定、警察は沢田に捜査協力を求める――。
原作は評論家『川本三郎』の同名のノンフィクション。
これは作家「西加奈子さん」評です。
映画BECKで好きになり購入。強い瞳に引き込まれる。サイズもいい。
|