映画化されたボーン・スプレマシーを見る気はあまりないのですが、第二部の映画化が実現するくらいだからきっと傑作なんだろう。映画はともかく原作は読んでみたいかな…ということで、三部作の第一部から取りかかりました。 驚嘆しました。これはすごい。主人公の謎と懊悩に共感し惹きこまれ、主人公の重層的な人格のどまんなかに、そして破綻に瀕した陰謀のどまんなかに、手品のように連れて来られてしまうスピ-ド感と緻密さ、これは初体験です。映画のことなんか結局すっかり忘れて読みふけっていました。複雑な心理状態や地層の発掘のような謎の重なりに、頭をフル回転させて読まなければならないのですが、その疲労感がいつのまにか快感に変わってしまいました。 ヒロインの美しさや、声が聞こえたり残像がよぎったりするところは、いかにも映画化向きかと思いましたが、一方で映画は別物として作らないと、この独特の多重性が表現できないのではないかと思いました。映画…見るかな?
今頃になって映画化されたので、数年前に読んだ記憶が 呼び起こされた。 設定はスリリングで、主人公も魅力的。 ただ、いかんせん文章が硬く、読んでいて非常に疲れる。 それに長い。半分ぐらいの量でちょうどいい話だ。 書評とは関係ないが、マット・デイモンでは原作と イメージが違ってしまう気がする。
3D版を劇場で見て気に入ったのでブルーレイでも買いました。この映画はド派手なシーンなどありませんから、そんなに3D向けではないとは思いますが、それでもアフリカの壮大さとか、Can You Feel The Love Tonightの水辺のシーンとか、3Dでしか表現できないような奥行き感がしっかりと演出されていました。サークルオブライフという普遍的なテーマとクラシカルな雰囲気は、何度も見たいと思わせる理由の一つだと思います。わたしはなぜか年末年始になるとライオンキングを見たくなります。リトルマーメイドの3D化はすでに決定しているようです。アラジンとポカホンタスも3D化して欲しいです。
ジェッシィストーンシリーズが次で最終になるのでしみじみ読みたいと思います。 パーカーさんの作品は全て星5つです。 読み易いし、カッコイイし。
ていねいな包装で、届きました。有難うございました。
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