低予算、且つアーカイヴ映像の少ないバンドというハンデを、
テンプル監督の機知でまとめ上げた労作。このバンドに少しでも興味のある人なら、
必ず得るものがある作品だと思います。
但し、本編に関してはもう少し同時代に関わった人達の証言も欲しかった気もします、
例えば同じパブ・ロック・シーンにいたニック・ロウとか、
初期には明らかに影響を受けてたポール・ウェラー等。
それと、貴重なリー・ブリローのインタビューの質問者がイマイチ話を拡げられず、
リーがせっかく面白そうな切り口を出しても全然拾えていないのが惜しい。
また、日本版追加のウィルコのインタビューでミック・グリーンの話題が出た時、
日本側の質問者が「イギリスの人?」等と間抜けな事を訊き返しているのが気になった。
パイレーツが何者か、分かっていないらしい。
Dr Feelgood全盛期のステージを収録したものだけども、やっとDVD(ボーナストラック1曲付!)しかも「STUPIDITY」CDの拡大版全22曲が付属し発売された! ちなみにDVDに追加されたトラックは「Back In The Night」。「STUPIDY」に追加されたのはカバー曲。 しかしこいつらおもしろすぎ。ほんまに生身の人間か?ネジ一本外れてまっせ。テンションもスキルも。 ウィルコの鳥肌物にかっこいいシャープなギターカッティングとリーの周りをうろちょろする変な動きのギャップは最高です。何れにしてもロックンロールファンは一度は見ておかなくちゃ。
1990発売の「LIVE LEGENDS」(VHS,LD)のDVD版になるみたいですが、なぜか1曲(Shotogun Bluse)少なくなってます。内容は故リー・ブリロー在籍時では後期にあたる'89ぐらいのライブだと思いますが正確なことは不明です。スタッフロールや、ライブ内で「TV SHOW」って言ってるところを見るとTV番組用のライブでしょうか。 そんなに大きくはない会場での、演出など全く無い、ただただ演奏するだけの50分15曲の映像ですが、これが非常にかっこいい!しっかりした演奏は、さすがたたき上げのLIVEバンドという感じ。それに、ライブの最後に観客に小さく手を振りニコリと笑ったリーの顔を見たときは、この人は本当にライブが好きだったんだなと思えました。 余談ですが、マーケットプレイスを通して私が買った米国の商品は、知人の国内用DVDプレイヤー(正確にはレコーダー)やPS2でも普通に見れたようです。米amazon.comのレビューでもリージョンALLになってるようですが・・・
75年発表のデビュー・アルバム。パプ・ロックって何?の回答がこのアルバムとグラハム・パーカーの諸作だと思います。歯切れいいウィルコ・ジョンソンのギター、リー・ブリローの渋いヴォーカルなど既に完成したスタイルを築いているのはさすが。She Dose It Right はウィルコのライヴでも演奏される人気曲の一つ。パプ・ロックの入門編としていかがでしょうか?
LIVEの音源とか入っていてよかったです。なかなかお店で売っているのがみつからなかったので買ってよかったです。
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