廉価版のため、光栄名物の分厚い説明書が付きません。チュートリアルはありますが基本的な操作だけで、攻略サイトを参考に実際にプレイしながら理解できました。 蒙古騎兵の圧倒的な強さを実感できます。また、各文化圏で同じ施設でもグラフィックが異なったり、象兵やラクダ兵など個性豊かな兵科も三国志や信長シリーズでは味わえない特長です。 CPU南宋が大宰府に攻め込む時、2回共暴風雨で撃退されるなど歴史イベントもいくつか入っているようですが、架空人物の異常な多さは興醒めです。序盤を乗り切ると内政や外交、間諜はあまり重要でなく、チンギスハン配下に蒙古騎兵を与えて、攻め続ければ世界制覇は可能だと思われます。(現在に日本攻略中ですが、那須与一や畠山重忠らが戦闘時に「八幡大菩薩」とかそれらしい台詞を吐きます)
本書は「ユーラシア」とは何かについて、歴史学の立場から一人で全体像を描き出そうとした労作である。ある意味、不可能なことをあえて実行しようとしたドンキホーテ的な試みであるかもしれない。語学だけでもモンゴル語、ペルシア語、漢文・・・と膨大な量の史料を読みこなさなければならない研究分野でるからだ。
1206年のチンギス・カンによる「大モンゴル国」の成立により、はじめて「世界史」が誕生した。ユーラシア大陸を舞台に、世界がつながったのである。これは本書のなかでも触れられているように、日本のモンゴル学者による日本発の世界史認識である。 中国や中央アジアだけでなく、中近東からインド亜大陸、そしてロシア東欧に至るまで、いかに「モンゴル帝国」が後世に与えた影響が大きかったか。モンゴルによる統一国家である元が滅亡したのちも、モンゴルが作り上げた政治制度とチンギス・カンの権威は、清朝滅亡にいたるまでユーラシア大陸では正統性の源泉となり続けた。
本書をよむと、日本がなぜグローバリゼーションの波に乗れたのか、間接的な説明となっていることに気づかされる。本書では直接言及されていないが、梅棹忠夫が『文明の生態史観』として提出した仮説を、間接的に裏書きするものとなっているからだ。日本はいうまでもなく、ユーラシア大陸国家ではなく、西端に位置する英国と同様、ユーラシア大陸の東端に位置する島国である。 著者は、ユーラシアの「ランドパワー」の重要性が忘れ去られたのは、16世紀に西欧から始まった第一次グローバリゼーションが「シーパワー」中心の文明であることの影響が大きいという。それ以前の風まかせの帆船ではなく、19世紀の蒸気船の発明により動力源を備えた自走船時代をリードしたのは、近代科学と技術を背景にした西欧諸国であった。 もともとが「シーパワー」でありながら、17世紀半ば以降「鎖国」し、シーパワーとしての性格を自ら封印した日本は、この第二次グローバリゼーション時代に開国を余儀なくされたが、その後に海洋国家的性格を取り戻し、西欧中心の世界史認識の枠組みのなかで思考し行動してきた。このこともまた、大陸への軍事的経済的進出という形でコミットしながら、ユーラシア大陸内部で働くロジックの理解を困難にしたことは否定できない事実であろう。
著者は本書のいたるところで、西欧中心史観への異議申し立てを行っている。それはそれで結構なことであるが、私は本書を通読することで、ユーラシア大陸内部の諸問題には深入りすることなく、あくまでも「シーパワー」(海洋国家)としての自らのアイデンティティを明確に認識し行動することこそ、日本の生きる道であると、あらためて確信するにいたった。 日本人が、ユーラシア大陸内部で起こっていることにはあまりにもうとく、自分が見たいことだけ見がちなことは、かつてNHKで放送されて大ヒットした「シルクロード」のロマンチックな映像詩を思い出せばそれで十分だろう。 私自身の自省も込めて記すが、日本人の多くが、ユーラシア大陸の「大陸国家」中国についても、本当の意味で理解しているとはいいがたい。根本的に「ランドパワー」である中国は、根本的に「シーパワー」である日本とは、まったく異なる文明なのである。近年、海洋進出を活発化させている中国であるが、本質的に「ランドパワー」あることには変化はない。
ユーラシア大陸内部の歴史は、日本にとっては「反面教師」そのものである。これは、著者が伝えたいメッセージではないかもしれないが、読んでいて私はその感を強くしたのである。日本はユーラシア大陸内部の問題には深入りすべきではない。アタマでは理解できたとしても、感覚的に理解できないからだ。
本書には、実に多くの固有名詞がでてくるが、一読後はすべて忘れてしまってもまったく問題ないだろう。 ユーラシア大陸内部で働くロジックについて、おおざっぱながらも把握できればそれでよしとしたい。そのためにもぜひ読んでおきたい本である。
「草原」史観で知られる著者の、渾身のモンゴル史。 これまでやや世界史の主流からはずれた印象のあるモンゴルに焦点を当てて、この歴史像を多数の言語の史料から読み解き、再構築し、ひいては世界史像の大胆な読み直しを迫るという大胆な知的試みの書。 チンギスの時代からクビライ政権の時期までをカバーする。多くの読者が、これまで学校で習ってきた歴史像と異なるのに驚き、一種の知的興奮と快感を覚えるに違いない。トルコのトプカプ宮殿やコロンブスから本書が書き起こされるように、あくまでスケールは大きい。 ただし、詳細に関してはこれから検討されるべき点が多いのも事実である。
この手のゲームにあるように、最初は臨場感があり楽しいものの 後半は大兵力と優秀なゆにっとによりかなり暇となってしまいます。 特に内政で学術などの数値を上げれば天才的な将軍が簡単に 入れる事から、後半かなりバランスを崩してしまいます。 基本的には面白いゲームですが、もう少し難易度があればいいかなと 思います。
この手のゲームにあるように、最初は臨場感があり楽しいものの 後半は大兵力と優秀なゆにっとによりかなり暇となってしまいます。 特に内政で学術などの数値を上げれば天才的な将軍が簡単に 入れる事から、後半かなりバランスを崩してしまいます。 基本的には面白いゲームですが、もう少し難易度があればいいかなと 思います。
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