異能を持った凄い奴等が鼻歌交じりに世界を救う伝奇SFバトルコミック『血界戦線』の最新第5巻が早くも登場。 毎度の事ながら表紙を飾る人物(今回はK・K)が本編で活躍しないのは御愛嬌。
この巻に収録されているのは、レオナルドにハンバーガー好きのゆるキャラフレンドが出来るハートフルエピソード「Don't forget to don't forget me」。 そして弛み切った残念なイケメン・ザップの師匠と弟弟子がヘルサレムズ・ロットに降臨する「Z(ザップ)の一番長い日」の二篇となってます。
前者は人間と異形の者が混在する「ヘルサレムズ・ロット」の実情を通し「ほろり」とさせる一風変わった友情物語が展開。 最後は確りハッピーエンドで終わるので気持ち良く読む事が出来る。
そして後者は何時も虐める側のザップが生ける伝説・血闘神の御師匠さまに徹底的に虐められる姿が実に新鮮。 本筋であるブラッドブリードとの無茶苦茶で破天荒なバトルシーンも相変わらず格好良いのですが今回は特にギャグ(というかおふざけ描写)が冴えており、ビールっ腹が露出し股間がエレクトしているザップの見開きカットなんかは爆笑必至。
エピソードが終わる度にライブラに新メンバーが増えて行くのは少し安直な気がしますが、それを差し引いてもやっぱり面白い作品です。
好きなキャラクターはレオとツェッドとクラウス(真面目に生きてるひとが一番偉いんだい)!悪い子じゃないのはわかるけど、クラウスファンとしては時々リアルに舌打ちしたくなるザップ・ザ・銀猿がコンスタントに酷い目に遭うのがチョッピリ小気味いい☆大充実の第6巻でした。
すでにほかのレヴュアーさんが本巻の内容がよく分かる親切なレヴューを書かれているので、わたしがこのうえ屋上屋を架すこともないのですが、今回クラウスがメンバーとなっている園芸サークル(園芸好きのひとって誠実で信用できるひとが多いと思うんですよ、チャペックもヘッセも園芸好きだし、『指輪物語』のサムだって庭師ですからね?!)と優しくも哀しいヤクザの抗争が絡むお話『The Outlow of Green』がクラウスファンとして本当萌えだったので、一言コメントしたくてあえて駄文をアップしました(笑)全国のクラウスファンのみなさんおめでとうございますッ!! もう・・「あのコ」には悪いけど、スティーブンとか・・まあ彼クールでイケメンだけどそれがなんなの?って感じっていうか・本当に大切なものは目には見えないんだよっていうか・・・私は完膚なきまでに100―0でクラウス派ですね(誰も聞いてない)。6巻までで、普段は温厚で理知的なクラウスがあんなに激怒するのは初めてですが、それが他人のためっていうのがもう・・素敵過ぎるな!って思いますよね・・。鋼鉄の拳と緑の指で〜気高き生きざま貫くのさ〜緋色の紳士クラウス〜♪(賛歌) 確かにヤクザのぶちのめしかたちょっとやり過ぎ感ありましたが(最後スティーブンに「やりすぎ」って言われた時、クラウスも自覚があるのか子どもみたいに言い訳がましかったですね・笑)人死にがでてないことを祈ります(まあ漫画なんですけど)。一応スティーブンをフォローすると、最後やりすぎを自覚してるクラウスをそれ以上叱らずに「今度は手を貸すから呼んでくれ」と言ってくれてたところはなんかお母さんみたいでいいやつだなと思いました(笑) K・Kやブローディ&ハマーはほとんど活躍しなかったので(表紙なのに)、ファンの方は少し物足りないかと思いますが、チェイン、ツェッド&レオ(あとまあザップ?)、クラウスファンの方には本当に楽しい一冊だと思います。
ヘルサレムズ・ロットの風物は音速猿とか一部を除いてグロいビジュアルのものが多く、所々画面がエグくはあるのですが(笑)、早くアニメにならないかなあ〜などとマ●ドハウス様に向けて念じつつ。
トライガンにまつわるアンソロジー本です、執筆陣は内藤泰弘・Boichi・竹山祐右・水上悟志・石黒正数・Ark Performance・高内優向・相模映(敬称略)です。装丁は旧版のトライガン・マキシマムに準じた仕様に仕上がっています。
作者自身による、「ドドンゴ兄弟ハニーカムドビレッジの決闘」は以前にブルーレイ・DVD特典として収録されたものと同じものです、劇場版の続編という設定ですので、トライガン・マキシマムとの繋がりは特にありません。
Boichiの作品は以前にサンケンロック12巻に収録されたものと同じものであり、変更点などは特にありません。
石黒正数はピンナップを描いただけで漫画は描いていません。Boichi・水上悟志・Ark Performanceの作品はいずれもトライガン・マキシマムの後の世界を描いた後日談となっています、中でもArk Performanceの作品はトライガン・マキシマムのおさらいのような構成になっているので、初見の方にも優しい仕様です。
竹山祐右の作品は以前ヤングキングアワーズに掲載された雷泥・ザ・ブレードのスピンオフ作品であり、今回初収録なので未読の方は要チェックです。
高内優向・相模映はいずれもコメディ作品です、相模映はこれがデビュー作だそうです、絵がとても綺麗だと思いました。
作者自身による書き下ろしは表紙イラストとカバー裏のお遊びだけで、新規の漫画はありません。けれどトライガンへの深い愛情が感じられるとても良い本には変わりないので不満はありません。
ブルーレイ・DVDとサンケンロック12巻を持ってるから要らないよと言わず、手にとってみてください、後悔はしませんよ。
内藤泰弘先生をはじめガングレイヴ制作に携わったクリエイターのトークが掲載されていて、作品にまつわる色々な秘話が楽しめる。キャラクターやステージの設定資料もかなり楽しめた。ガングレイヴの世界をより堪能したいなら、買って損は無い。
格好良くて面白くて切ない。漫画よりアニメの方がキャラクターたちが光っています。ストーリーもよく出来ています。OPテーマとEDテーマが格好良いです。何か良くないところなんてあるのでしょうか。
|