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本書は1960年生まれの近世アジアキリスト教史研究者が2006年に刊行した本であり、一次史料を多用して、従来軽視されてきたイエズス会宣教師の世俗的側面に、アジア規模で焦点を当てる。本書の主張は以下の通りである。第一に、デマルカシオンによるポルトガルの航海領域と布教保護権が及ぶ範囲の設定が、同国王からイエズス会へのインド布教再建の要請によって、後のイエズス会の布教空間を準備したこと、第二にこの要請によって同国王は植民地支配の正当化を企て、イエズス会は同国王から渡航の便宜や経済的援助を獲得できたこと、第三にイエズス会は個別布教地の情報を相互に交換することによって、会員間の結束の強化や、現地の実情に合わせた布教戦略の練磨を図ったこと、第四に早い時期から各地でイエズス会が採っていた適応主義政策について、本書はそれを文化面のみならず経済面でも見出していること、第五にイエズス会の財源は主に信者からの喜捨、ポルトガル国王・教皇からの給付金、ポルトガルの行政官であるインド副王への贈答品、インドの不動産(土地・村落・家屋の賃貸)や公認・非公認の貿易(斡旋や仲介も含む)からの収入に由来し、その際に集金機関となったのがコレジオであること、第六にしかしながらイエズス会の急拡大と特に国王給付金の遅配により、イエズス会は常に資金不足に悩まされ、事業への深入りにより会憲の清貧義務に違反せざるを得なかったこと、第七に戦乱や異教徒による迫害に対する自衛のために、イエズス会は自ら軍事活動に関与せざるを得ず、その過程で初めてポルトガルとの軍事的連携が深化してゆくが、会本部は軍事介入に消極的であること等である。このように本書は、イエズス会の光と影の側面を、あくまでもイエズス会員がアジア各地で直面した状況との関連で実証的に意義づけており、安易な弁護からも安易な非難からも距離を置いている。
「イエズス会黒幕説」を「否」という立場であると同時に、文献、資料などから検証考察する事の重要性も書いてあります。6章からなる本書は、メチエなどと違い。歴史好きレベルの人でも十分に理解しやすい内容となってます。私個人としては、「聖戦論」を特に注目して読みました。本書を読んでから、イエズス会の世界戦略 (講談社選書メチエ)を読むことを強くお勧めしたい。
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