CASSHERN [DVD]
SF映画やジャパニメーションやJRPGが好きで好きでたまらない監督が
自分の好きなものを全部乗せにしてしまった「スチームパンク版マトリックス」
厨二病をこじらせたオタクはこれ以上の作品は無いと絶賛し、
前情報無しで観てしまった一般人は消化不良を起こし、金かえせと怒鳴る。そんな映画。
タイトルやCMから、ジャンルの判別がつかなかった事が問題であって、
こういう通好みの作品を作る事は間違いではないと思う。
素材ひとつひとつの質は非常に豪華。
脚本はマクロスやカウボーイビバップ等SFアニメに強い佐藤大、
バトルシーン絵コンテはガイナックス作品やガメラの樋口真嗣、
メカニックデザインはコアなファンの多いソフトハウス「シナジー幾何学」の庄野晴彦。
これだけアニメ・ゲーム業界の有名人で固めた作品に
「アニメみたいな」「ゲームみたいな」と言っても褒め言葉にしかなりません。
初監督作品故にブランドイメージが確立されておらず、非常に損をしている作品だと思います。
まったく同じ内容の作品が、押井守監督作品、庵野秀明監督作品として発表されていたら
何の問題にもならずに絶賛されていたはず。本当に惜しい。
惜しいが故に記憶に残り、つい応援してあげたくなってしまう。
【このページの商品について】
2011年10月初頭に残り3点表示中に注文したところ、ディスク3枚組の「ウルティメットエディション」が届きました。
★外箱
PP加工ボール紙製。絵柄は商品画像と同じもの。
表面のタイトルロゴ部分と裏側全面が銀色の箔押し。
★内箱
ディスク1、2、3それぞれ別々の箱に収納されている。
ディスクをはめる部分はプラスチック製で、PP加工されたボール紙製の表紙がついている。
表紙は外面・内面両方にカラー印刷。
<表紙外面>
いずれも宣伝用ポスターとは違う初出の写真
1・キャシャーン、2・ブライ、3・巨大ロボ
<表紙内面>
劇中のシーン。
<ディスクレーベル面>
1・雷を持った天使像、2・ブライ城の紋章、3・パラボラを持ったロボット。
★付属品
「取り扱い説明書」と書かれた紙が1枚入っているだけです。
外側にはバーコードや特典内容のリスト、内側にはキャシャーンのスーツの設計図。
(ディスク3の書類コーナーに入っている、マス目の入ってない設計図と同じもの)
チラシの類は入っていませんでした。
中古で購入したとしても、この紙以外に無くなるような付属品はついていないので安心して下さい。
★ディスク1内容
本編とオーディオコメンタリー。
(紀里谷和明、佐藤大、及川光博、佐藤真由美)
本編の意味深なシーンに自分なりの解釈を考えておき、
オーディオコメンタリー及び小説版で答え合わせをするというつくりなので
すでに地上波やレンタルで観た人も観るべき。
★ディスク2内容
ドキュメンタリー133分、インタビュー33分、全スタッフクレジット、CM集。
★ディスク3内容
企画書、コンセプトアート(背景セットの2Dデザイン画)、キャラクターデザイン画、
劇中に登場した印刷物(論文、地図、設計図、新聞、ロゴなど)
未公開シーン(監督による解説つき)
トラとカラスと絢子の夢
紀里谷さんの映画作品と本の内容のギャップが意外に思い読んでみました。
主人公は絢子ちゃん。
途中のページである事で絢子ちゃんのお父さんが『世界はひとつだから』と言ったところから、もう私は紀里谷さんの一番言いたいことを感じ涙が出てきました。
日本の戦争は終わったけれど、地球上ではまだ続いています。
『平和』という価値感を幼い絢子ちゃんを通して、改めて『平和』とは『家族』とは『生きる』とはを考えさせられる傑作です。
とにかく、学校の教科書に載せる価値があるぐらいの一冊だと思いました。
特に絢子ちゃんと同世代の小学生にはいまいちピンとこない『戦争・平和の大切さ』を絢子ちゃんの視線を自分に置き換えて感じることの出来るのではないでしょうか。
GOEMON (幻冬舎文庫)
映画中では各々の人物の心情があまり語られていないと思いますが、この小説版では我王などの脇のキャラクターたちの心情も語られています。その部分を読めば、なぜチェ・ホンマンが我王役であったのかなどがすっきりと分かるでしょう。
映画はあのような終わり方をしますが、小説版ではその後が語られています。
映画のあのラストに不満や割り切れない気持ちがある人たちはこの小説を読んで、
もう一度この映画を見てみれば良いと思います。
また違った印象をこの映画に持つでしょう。
この小説には自腹を切って買い、読む価値が確かにあります。
GOEMON [DVD]
アニメと現実が融合した世界。
軽い気持ちで観てる分はおもしろい。
キャストが豪華だし映像(CG)もハチャメチャだし子供心は凄いくすぐられる。
しかし内容が薄い。
何でこうなったのか、
どこでこうなったのか
などの説明が少ないと思う。
それにツッコミどころもかなりある。
それがどこかはご自分の目で確かめていただきたい。
あとレビューしてる方で日本の作品にしては頑張った方だから、創るのが大変だったんだから、そこを考慮しろみたいな意見を書いている方がいますが、
それはどうなんでしょうかね。途中で論点ずれてますし。
おもしろいと思ったらおもしろい、
つまらないと思ったらつまらない、
個々の自由ですよ。
いくら努力してもおもしろくなかったら意味ないんです。
それに
「日本にしては」
なんて言ってたら視野が狭くなる一方ですよ。
GOEMON [Blu-ray]
とにかく、見た目の映像美は、秀逸です!
詳しくはコチラ↓にレポートしてあります。
http://blog.e-onlineservice.com/1/873.html
それぞれの役者の存在感も凄かったですし、
ストーリーもいいですし、お勧めですよ。