就職難に嘆く中国大学生――ますます遠ざかる中産階級の夢初任給モバイル

小さな会社が中途採用を行なう前に読む本

私は人事関係のコンサルタントです。中小企業を主なクライアントにしていますが、北見氏の著書はいつも見逃さないようにしています。事例が豊富で、建前でない対応策が記述されているので、おもわずひざをたたくことが多いのです。
今回のこの本もまさに実践で生まれた内容で、大いに参考になりました。何度も読み返しています。

就職難に嘆く中国大学生――ますます遠ざかる中産階級の夢

【新唐人2010年12月15日付ニュース】中国ではかつて、大学進学は運命を変えるきっかけになるといわれてきました。しかし今は、大学生が供給過剰の状態で、就職難が続いています。就職活動中の学生は、低収入、高い生活コスト、そして展望の開けない将来に直面しています。大量の学生が上海の就職博覧会に殺到。卒業後によい仕事に就き、社会人の出発点にするためです。中国には毎年、600万余りの大学生が卒業しますが、上海のような大都市でも、ホワイトカラーをめぐる争いが激しさを増しています。大卒はかつてのように、貴重な財産ではなくなったと嘆く声が聞かれました。 24歳の大学院生、朱峰さんは大学院生朱峰さん「昔とは違います。父の時代は、大学はエリート教育でした。今、大学生は当たり前です。大学生どころか、修士や博士、大勢います。大卒の価値が急激に落ちました」このほか、中国のインフレなどの問題が金融危機の対応に追われてきた企業の重荷になっており、従業員の給料アップも難しくなっています。大卒の初任給の低さも問題になっていますが、多くの学生は、やはりまずは仕事を見つけることだと述べます。 24歳の大学院生、王さんは大学院生王娜さん「私たちには経験がなく、多少の知識しかなく、実践がありません。だから会社に入って、まず経験をつむことです。浮つかないこと、これも機会が必要です。社会も学生の境遇を重視すべきです」大学教育は中国で、ほどほどの豊かな社会と都市の中産家庭を築くカギだといわれてきました。中産階級に入るのを待ち望んでいた大学生たちですが、その夢はますます遠ざかっています。新唐人テレビがお伝えしました。 ntdtv.com 上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語版が見られます。