自由に至る旅 ―オートバイの魅力・野宿の愉しみ (集英社新書)
色々と考えることがあり、昔なくしたバイクの免許を再度取得しようとしていた矢先に本書に出会いました。
内容はバイクを通し訴えかける著者の人生哲学と、若干のツーリング紀行文、ワンポイントメモです。
ツーリング紀行文、ワンポイントメモとしての観点であれば、他にもっと優れたものがありそうですが、バイクのキーワードである、危険性、一体感(操縦性)、肌感覚等を自己責任、日常や精神の開放と説明する発想には大いに共感を得ました。
家族には愛情をそそぎつつ、会社では責任のある仕事を全うしている。現状に満足しつつも心の奥で少し違和感を感じ始めた人にお勧めです。
少しの違和感、これこそ曲者です。一度心のオーバホールをしてみるのもいいかもしれません。私もバイクとテントを買ってしまいました。自分という基点を見直すために・・・。
皆月(みなづき) [VHS]
奥田英二は相変わらず。この人確か「新・雪国」でもこんな役やってなかったっけ?吉本多香美はその点奥田を好きになる女の心情をうまく表現していると思う。
ちょっとロードムービーっぽい。それはまたそれでいいんだけど。
裂
自分の小説からの引用があったりなど、フィクションと思えぬ内容である。
小説家と表現の本質に迫った作品、とも呼べる。
小説とは何か?
表現とは何か?
才能とは何か?
花村萬月作家デビューから20年弱にして至った境地とも称したい。
小説家目指している多くの人はこの本読んで、
自分の表現者としての才能のなさを自覚して、
「別の職業を探した方がいい」という気分になるかもしれない。
多分、花村さんはそういう意図でこの本を書いたのだろう。
少し性描写がくどいが、それもまたご愛嬌ってところでしょうかね。
ここ最近の萬月さんの本では一番よかった。
爆笑問題のススメ 作家V.S.爆笑問題!永久保存版 実はこんなトーク・カットしてました。 [DVD]
最後のゲストが太田で終わった日テレ系の番組「爆笑問題のススメ」。
昔全く同じ時間帯に放送されていた前身の番組では30分ずっと時事ネタでやっていて、これもなかなか面白かった。この番組ではアシスタントの山口もえがそれなりに活躍していたので眞鍋かをりに代わった時には残念に感じた思い出も今では懐かしい。眞鍋かをりと爆笑問題のコンビは絶妙で、当時のプロデューサーの判断には頭が下がる。しかも番組が進行するうちに眞鍋かをりがブログの女王と呼ばれるまで成長するあたりは先見の明に感服の思いである。
爆笑問題の番組の中でも突出して好きだった番組がこうしてDVDで見られることは嬉しい限りだ。しかし内容は保証できるものの個人的には価格がちと高いと感じる。