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モノクロ映像の質感が実によく、まるで全盛期のバディ・ホリーかT・ボーン・ウォーカーの秘蔵ライブを見ているかのような、伝説が生まれる瞬間を目撃してしまったかのような興奮がある。楽曲のクオリティの高さ、オリジ!ナルとはまるで別の形に変形されていくアレンジもさることながら、円熟しつつあったハートランドの上り坂のグルーブ感が強烈。ギターの長~~田進の活躍もあって、この時期の元春のサウンドはそれ以降と比べても、よい意味で粗暴で、ハードだったと思う。
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唯一過去の曲からやったのは「コンプリケーション・シェイクダウン」で、この時のアレンジがその後も基本的には踏襲されていくことになる。それにしても89年の時点でこのクオリティの高さはずば抜けていたと思う。80年代のアメリカにおけるプリンスの役割をある意味で佐野元春が果たしていたことがあらためてわかる傑作だ。~