また、当時の人々が恐怖していたもの(医学的に解明できない奇病、医学的にありえる奇形等)と現代人が恐怖するものの間に微妙なギャップがあるのかもしれません。当然、この短編集の中にも、人の心の病を題材にしたものが多く、読んでいてゾクッとしたことも度々でした。
古典的情緒あふれる文体も魅力的だし、友達にも勧めたい気もするが、さてこの本は、旅のお供にピッタリか、それとも秋の夜長にピッタリかと考えると、ちょっと微妙なので☆4つにしました。