良と透のシリーズがついに完結した。
このシリーズが完結するのに17年の歳月が流れている。私はその歳月の間に、このシリーズがこんな形で完結するなんて夢にも思っていなかった。
そもそも完結する日がくるなんて信じられなかった。
本を手にしてからも「完結」と言う言葉が何だか嘘のようで、しばらく読む気がしなかった。正直言ってこのシリーズは読むのが怖い。
何処までも何処までも出口の見えない深い穴に堕ちて行きそうで不安になる。
それが今、こんなにも読者をあっと驚かすような形で終わった。
このシリーズの完結によって、私は栗本薫と言う作家の奥深さを再認識した。
ちあきなおみ VIRTUAL CONCERT 2003 朝日のあたる家
今回改めて、その復帰を熱望している方々が、如何に多いかを知りました。
便利な時代になったもので、YouTubeで当時の彼女のステージの模様を見ることが出来ました。
特に、鬼気迫る「夜へ急ぐ人」は、すっかり私のお気に入りになりました。
早速この曲の入ったアルバムを、Amazonのサイトで探すうちに、その作品の多さに改めてビックリ!
いろいろな方のレビューを参考に、「ちあきなおみ全曲集」、「あまぐも」、そしてこのアルバムを
購入しました。
シングルヒットが手軽に楽しめる全曲集もお買い得ですし、彼女の懐の深さに圧倒されるあまぐもも、
マニアックではありますがお勧めです。
ですがそれ以上に、このアルバムはちあきなおみの凄さを、初心者の私にも簡単にわからせてくれました。
評価の高い「朝日のあたる家(朝日楼)」は勿論のこと、彼女のいろんな面を見せて(聴かせて)くれる
擬似ステージに、すっかり魅了されました。
これから、ちあきなおみを聴こうとこのレビューを読んでいるあなた。まず、このアルバムから
聴くことをお勧めします。
ちあきなおみに溺れることは、結構気持ちいいですよ。