この愛に生きて 第1巻 [VHS]
テレビで放送されたのが1994年。
当時、斬新な内容をドラマ化して話題となっていたのだが、
若かった私には トヨエツ、かっこいい …などという目でしか見ていなかった。
このビデオを10年経った今あらためて見返してみたら、
安田成美の迫力有る演技やエネルギッシュな岸谷五朗に圧観!
ふたりの狂おしい純愛に涙・涙・涙・・・(・_・、)
このドラマは、
斬新なものを描いていたんじゃなくて、「純愛」を描いていたんだと気づきました。
最近の、テンポのいい、軽~いカンジの恋愛ドラマもいいけれど、
こうゆう大人の純愛を描いたドラマを見て、
胸がグッと苦しくなったり、切なくなって涙してみたりするのも悪くないんじゃないかと思います。
こんな風に愛されたい…
こんな風に愛したい…
「純愛」ものを観て「純粋」な気持ちになれる気がします。
全12話ありますが、まちがいなく一気に観たくなります。
その男、凶暴につき [DVD]
北野武、初監督映画の本作。 僕は、北野映画は「あの夏、いちばん静かな海」から入って、他の作品を観だして、随分後になってから、今作を観たが・・・北野映画を観る前の僕のイメージだった「北野映画=暴力シーン」の図式にピッタリ当てはまる作品だった。
しょっぱなから、少年達のホームレス狩りから始まり、金属バットで頭部を割られるシーン、発砲、暴力を駆使した取調べ・・・etc
後の「ソナチネ」、「BROTHER」よりある意味ヴァイオレンスさは、上かもしれない。
北野作品を観だしてから、武監督の多方面な才能に驚嘆していたが、今作もまた、意外な一面を見せてくれる。
星4つにしたのは、前半部分が素晴らしかったのだが、個人的に後半からが、少し落ち気味になったからです。
ラスト・シーンの後味の悪さは、今まで観た北野映画の中でも一番だった。
しかし、本当にこの人の映画は、よく主役が死にますね。
北野監督は、相当「死」に拘りがあるんでしょうね。
坂の上の雲 第3部 ブルーレイBOX [Blu-ray]
皆さんの評価の通り、小生も非常に良く出来た、力のこもったドラマだったと思います。ただ、もう少し細部まで作りこんでいただきたかったとも思います。確かにこのドラマは「真之・子規・好古」が主人公でしょうが、例えば乃木とステッセルの「出師営の会見」、児玉や東郷のその後、高橋是清・八代六郎・山本五十六・鈴木貫太郎(折角赤井氏の登場場面があったのに)、そして何よりその後の日本の「坂道」を転げ落ちるかのような歴史などなど。3部の中にあれもこれも盛り込むのは中々大変かと思いますが、日露戦争を描く以上、欠くべからざる部分がいくらか削られていたこと否めません。余計なことかもしれませんが、そんな感想を抱きました。
crystal (完全限定盤)
shelaさんのifがipodから流れてきて、ふとshelaさんは今何をしているんだろうと思って調べてみたら新曲が出てました。
早速購入した感想は…昔のshelaさんの感じで懐かしくも新しくもあるという自然と入り込んで来る曲ばかりでした。
四曲目のSTARTというタイトルの通り、shelaさんの新しいSTARTになればいいと思います☆
坂の上の雲 第3部 DVD-BOX
TVドラマです。
まずは、割りきって楽しむことが大切でしょう。
視聴率の関係ないNHKでの作品ですが、
気合の入れようを感じました。
3部のクライマックスは、やはり日本海海戦です。
当然CGを多用した内容となっていますが、
そこは最新技術を駆使した映像!
全砲門がバルチック艦隊に向けて発砲を始めたシーンは
戦争賛美として受け取られると困りますが
ものすごく迫力がありました。
東城鉦太郎画伯の三笠艦橋の図も見事に再現されています。
日露戦争では、陸軍も海軍も
非常に紳士的な戦いをしたことで知られています。
文明国を他国に印象づけるために
ほんとうに末端の兵士にまで国際ルールが行き渡り
それゆえ、戦傷者を救助する際の停戦時には、
盃を交わし、お互いの戦果を称え
そして再び陣地に戻って戦ったと聞いています。
この時代の戦いは、
めちゃくちゃな殺戮ではなく、
自分の国のために英雄達が戦った
しかも、そこにはある一定のルールがあって、
敵の勝利を称え、そしてその逆もあったように思います。
それゆえ、戦後は各国で英雄として紹介され、
果ては、太平洋戦争時の米海軍の指揮官にまで
影響を与えたのでしょう。
トーゴーの成功の血筋は、山本ではなく我が米軍に引き継がれた
このように、当時の指揮官たちは自分たちの成功をたたえ合ったそうです。
先程も書きましたが、これは戦争賛美のドラマではありません。
むしろ、秋山真之中佐が殉職したロシア兵に手を合わせるシーンなどに見られるように、
命の大切さを訴えるものです。
そして、国を守り、そこに生き、そして死んでいく
そんな大きなテーマがあるように思えます。
俳優のキャスティングに負けない
後世に残る名ドラマだと思いました。