20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
■本書の位置付けと価値
本書の内容は、著者自身が「社会に出たときに知っていれば良かった」と感じたことを整理したものです。
整理した目的は、著者の息子が20歳になった時(当時16歳)に伝えたいという想いがあったからです。
その後、大学から講演依頼を受け、整理した内容を講義として話し、更に書籍化につながったようです。
※著者はスタンフォード大学で起業家精神とイノベーションの講座を担当されています。
その事実を知ることで、本書の本当の価値を感じました。
本書は、大学の講義である以前に、母から息子へのメッセージです。
目次の前には、「ジョシュ(息子の名前)へ 20歳の誕生日に」という中表紙があります。
■内容
本書には無駄な箇所が全く無く、全てが印象的でした。
しかし、このレビューの中で、触れることができる部分は限られています。
ただ、より自分を高めたいという想いを持っておられる方には、価値ある書籍であることは間違い無いです
本書全体での著者の主張は下記です。
「快適な場所から離れ、失敗することをいとわず、不可能なことなど無いと呑んでかかり、
輝くためにあらゆるチャンスを活かすようになれば、限りない可能性が広がる。」(本書より引用)
本書は、具体的な事例を挙げながら、この主張の各要素の重要性に気付かせてくれます。
著者は、起業家精神と起業家について、下記のように記述されています。
・起業家精神とは、人間が生きていく上でカギとなるような幅広いスキルを開拓すること
・起業家とは、たえず大きな問題にぶつかり、都度それを解決するための独創的な方法を見つけ出す人間
上述した通り、本書の内容は著者から息子へのメッセージです。
それ故、起業家精神に基づく「生き方」に関するメッセージが強く、
自分自身をしっかりと見つめ、物事の見方を変えることを促していると感じました。
特にリスクと失敗に対する姿勢に関するメッセージが印象的でした。
何か新しいことに挑戦するためには、積極的にリスクを取る必要があると言います。
その際、自分がどのタイプのリスクを取ろうとする性質を持つのかを知ることの必要性を述べています
一般的にリスクは5種類に分けられると言い、自分のリスクプロファイルを描くことを勧めています。
→こうして自分のタイプを知ることで、対処できるリスク、選択すべきリスクが分かります。
成長を志す中では失敗する場面もたくさんあります。
著者は「失敗のレジュメを書く」ことを勧めています。
そこには、失敗の事象だけではなく、その経験から何を学んだかを書くよう促しています。
失敗を通じて、自分の経験を見ることで、過ちを受け入れられるようになることが狙いです。
失敗から学ぶことの重要性は常に言われますが、学び方を具体的に提示している点に価値を感じました。
※このアイデア自体は、著者も他の方から拝借しているそうです。
最後に、リスクと失敗に関連して、印象的だった文章を5つだけ引用します。
・個人においては、成功と失敗の比率は一定であることを示す確かな証拠がある。
・失敗すれば、目標や優先順位を見直すことで、順調に行っていたときよりも速く前に進めることが多い。
・リスクをとってうまくいかなかったとしても、あなた自身が失敗者ではない。失敗は外的なものである。
・人はそれぞれ世の中をどう見るかは自分で決めている。
・もっと成功したいのであれば、もっと失敗することを受け入れなければならない。
また1冊、良い本に出会えたことが嬉しいです。
アフロプラスパラダイス vol.3
「咎狗の血 発売記念」の29回目は、淵井鏑さん/たたなかなさん/conoさん/初代キラルくんがゲストです。おいおいそんなこと言っちゃって大丈夫かー な発言が無きにしもあらず、ですが、ピー音入れずにリリースしたということは、Nitroplus的にはセーフらしいです。
風は吹いている (劇場盤)
劇場盤はDVD付いてないけど安いのが最大の売り?
握手権やら投票用紙やら生写真やらを欲しない場合、通常のtype-AやB盤でもAmazonさんなら中古で安く入手可能だし、劇場盤を買う必要性はないと思っていましたが
テレビでご承知の通り「大○優○授乳CM」のBGMがこれの3曲目と知り、既にtypeBを購入済みでしたが劇場盤も次いで買いました
CMソングという事もあり、そのクオリティーの高さはカップリング曲といえども侮ってはいけません(蕾たち)
どうでもいいですがこのCDにはブックレット内にチラシとかの付属紙が全く封入されておらず、外の帯だけだったのがなんとなく寂しいです
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 [DVD]
正直、クレしんでここまでの良作が出てくるとは思いませんでした。
これはもうクレしんというより、アニメを超越した名作と言わざるを得ない。
「三丁目の〜」が、ともすれば「昔はよかったな〜」で終わりかねない映画なのに対し、
この映画はノスタルジーに対するアンチテーゼをきちんと示した点が特徴的です。
子どもたちには懐かしむ過去なんてない。どんなに今が醜くとも未来を信じて生きていくしかない。
大人たちだって同じ。どんなに過去が輝かしくとも、過ぎ去った過去にすがり付いて生きていく
事なんてできない。
数ある名シーンの中でも、最後のチャコとしんちゃんのやりとりが一番印象的です。
ひろしの回想や階段も印象的ですが、私はこのシーンこそ、この作品の核であると思うからです。
(これから観る人のために詳しくは書きません)
私は生きていくのが辛くなり、過去を思い出すようになった時は、この映画と決めています。
自分にも未来があると信じるために。
ただし、大きな感動とともにクレしん特有のお下劣ギャグもセットなので、そう言った意味
では見るのに覚悟が必要な作品です。
FAVORITE DEAR純白の預言者公式設定資料集
各キャラごとの設定画や、イベントの一枚絵、名前の由来、セリフなど、見た人は誰でも満足する一冊だと思います。
少し価格も高いですが、見ごたえは充分で、価格以上の価値はあります。
どのキャラも平等にページが割り振られているのが、個人的にはとても良いです。
是非一冊どうぞ。永久保存版です!