ギター・マガジン トップ・ギタリストの直伝講義録 (CD2枚付き) (リットーミュージック・ムック)
これは実に良いフレーズネタになります。
そのジャンルも非常に多岐にわたります。具体的にはカッティングもの、ジャズ、アコギでのブルース、他にもテクニカルなのもありましたが、それはまじめに観てません。
カッティングを教えてくれる方が3人いるのですが、そのうちの一人、山岸さんが他の二人とタイプが全く違ったので、対比が面白かったです。
なにより、ジャズブルースが良い!フレーズが実用的、かつ親切に。好きに組み合わせるだけで、ジャズブルースできそうな気がします。値段の割には内容が濃いので、幅広くお勧めです。
Fusanosuke Kondou in Anytime Anyplace [DVD]
1時間に満たない内容ですが、日本にも確実にブルースは根付いているんだという
そんな気持ちにさせるDVDです。
音楽的に云々しません。近藤房之助の声が聞こえてくる、足跡が見える作品です。
購入した時に一気に見てしまいました。高円寺ジロキチでのライブをご存じの方は懐かしいと思いますよ!
Rock Me Baby 近藤房之助 LIVE hills パン工場 2004 [DVD]
日本人のブルースギタリストでよいプレーヤーはたくさんいると思いますが、ボーカリストはあまりいないと思っていましたが、この人は日本人で一番ブルースがうまく歌える人だと思います。
男唄~昭和讃歩
二人の特長が足し算を超えて掛け算になるのが理想であるのはいうまでもありません。
残念ながら、甘く見ても、そのような効果が出たのは「ぐでんぐでん」1曲だけのように感じました。
だからといって、これが買う価値のないものかといえばそうではないと思います。
「女の物書きで頭が良いのは富岡多惠子だけだ。」と言ったのはつかこうへいだったように記憶しています。
その富岡には単純な懐古趣味に堕した懐メロ批判の一文もありますが、憂歌団の「石狩挽歌」には遠く及ばないものの、このアルバムでも全ての曲に多少なりとも「現在」の視点が反映されています。
定価で買ってしまうと、今イチという感は否めないでしょうが、ネットオークション等で2千円未満で購入するのは難しくないと思われ、そうすれば、この二人に関心のある人にとっては十分満足のできるお買い物となるでしょう。