双頭の鷲 [DVD]
ジャン・コクトーの名作『双頭の鷲』がDVDで見られます!
クリスティアン・ベジャールの衣装デザインが、とてもステキだったのが印象的な映像作品です。
丸山明宏の舞台と較べてみるのもヨイかも知れませんネ。
いうまでもなく、ハープスブルク家の皇后エリーザベトをモデルにした戯曲の映画化でしてよ。
双頭の鷲 [DVD]
美輪明宏氏が舞台でやってるので買ってみた。古い映画だが面白かった。無茶な流れもあるけれど、シェイクスピアに通じるものがある。安いので買ってもしくじった感がないと思うので見ることお薦め!
[エーグル] AIGLE Chantebelle
幅広・外反母趾 普段24〜24.5cm・ビルケンは38。
ブラウンの38を購入。
つま先は少しあまります。大きすぎて歩きにくいというほどではありませんが
歩きやすさのため(クッション)に、中敷を買おうと思います。
ぎりぎりブーツインできるぐらいです。
でも下の方はガバガバなので、余った部分が少し格好悪いのが残念。
もうワンサイズ小さくても足は入るけれど、太ももが無理だろうから
サイズ選びって難しいです。
別のジョッキー風レインブーツを履いていましたが、重い・歩きにくいので
以前から気になっていたコチラをついに購入。
質感が全く異なり、やわらかくて履き心地良いです。
見た目もスッキリで気に入っているので買い換えてよかったです。
L'aigle Noir
現在、国内発売のベスト盤には、「l'aigle noir」の1曲が収録されているに過ぎず、このオリジナル盤は、もしかすると「地味」な存在かもしれない。前作「le soleil noir」('68)が1つの「頂点」とも言えるだけに、この作品に関しては、当時から賛否両論様々あった。その「l'aigle noir」1曲をとって「サウンドが変わった」とするのは、(現在では)極論ではないか、とも思う。ともあれ、当時の彼女は、充実した時期にあったことは間違いない。この年('70‐商品説明には'61とあるが、これは明らかに誤り‐)、彼女は初の来日も果たしている。また、このアルバムは、廃盤続きの不毛の時代にあっても、「定番」として残っていた(アナログ末期)。そのおかげで、私もかなり早い時期からこの作品に接する事ができたのである。個々の作品について触れよう。
「a peine」は、ゆったりと悩ましく歌われる愛の歌だが、私個人の意見としては、'78オランピアの、あの「何か」に取り憑かれたような急ぎ足の歌唱も大変気に入っている。「quand ceux qui vont」は、'81パンタンまで、「drouot」は'90モガドールまで歌われている名作。前者は、ステージでは、「レクイエム」を意識しているのか、オルガン(シンセ)主体のアレンジで「祈り」を強調した演出になっているが、スタジオ盤はここに聴くようにピアノ主体のシンプルなものである。どちらも好きだが、繰り返し聴いた数の多さでは、やはりスタジオ盤の勝ちであろう。後者は、思い出の品が競売にかけられる老婦人の様子を見事に描いた「写実的な」作品。この作品は、どのパフォーマンスを聴いても胸に迫るものがある。もちろん、このスタジオ盤も。
他の作品では、「hop la」「le zinzin」は軽めのテイスト。言葉の端々にユーモアの感じられる佳作。「au revoir」も別れの歌であるが、どちらかと言えば、軽めにさらっと歌われている。不思議と余韻の残る歌だ。「la colere」は'72に再録もしているが、このオリジナル盤はシンプルな響きである(彼女は度々旧作の再録音を行っていた。「la solitude」「les rapaces」などがその例)。
残り2曲も「再録音」の例。「je serai douce」「amoureuse」は、昨年死去したRTLのレモ・フォルラーニ氏の書いた7幕物の劇「madame」('67の同じタイトルの曲とはまったく無関係)の劇中歌。アフリカの娼館が舞台で、作曲は彼女自身。'70の1月から2月にかけてパリ・ルネサンス座で上演されたが、興行としては大失敗だったようである。しかし、ここに残された録音は、その失敗をまったく感じさせない堂々たる仕上がりで、「再録音成功」の例だと言っても差し支えないだろう。「amoureuse」はそれこそ、'68年の大傑作「l'amoureuse(恋する女)」(定冠詞が付いている)と混同しそうな紛らわしいタイトルだが、この小品がまた素晴らしい。口笛を思わせるピッコロに乗せて、軽やかに恋の喜びが歌われるが、最終節では一転「ああ、不幸せ、不幸せ、不幸せ、こんなにも不幸せ」と嘆きの歌に変わる。その落差は劇的である。先述の劇が失敗に終わったにしても、ちゃんと収穫を残したという点で、この録音は決して無視できないのである。新しいバルバラファンはぜひ一聴を。
追記(2011年9月6日):新全集('02,13枚組)について
没後5周年の記念に発売された、完全デジパック仕様のリマスター版。フィリップスに録音されたスタジオ盤のオリジナルアルバム12枚(ドイツ語のアルバム「Barbara singt Barbara」も含む)と特典ディスク('64-'67の未発表テイク集)から成る。「seule」('81)は初の完全CD化である('87-'90のライヴによる新曲もこのディスクに収録)。'96のラスト・アルバムもデジパック仕様で手に入る。特典ディスク(「未発表テイク集」)には、かなり珍しい録音もあるのでお薦めできる。ただ、当全集は、ドイツ語のアルバムとラスト・アルバムを除いて、基本的に歌詞の掲載はない(未発表テイクの注釈に多少あるのみだ)。あくまで「フランス人向け」、または、「長いファン向け」のような感じであるが、歌詞は、バルバラの全詞集も出版されているので、私としては、それを購入することをお薦めする(アマゾン・フランスで購入可)。
L'Aigle Noir
現在、国内発売のベスト盤には、「l'aigle noir」の1曲が収録されているに過ぎず、このオリジナル盤は、もしかすると「地味」な存在かもしれない。前作「le soleil noir」('68)が1つの「頂点」とも言えるだけに、この作品に関しては、当時から賛否両論様々あった。その「l'aigle noir」1曲をとって「サウンドが変わった」とするのは、(現在では)極論ではないか、とも思う。ともあれ、当時の彼女は、充実した時期にあったことは間違いない。この年('70‐商品説明には'61とあるが、これは明らかに誤り‐)、彼女は初の来日も果たしている。また、このアルバムは、廃盤続きの不毛の時代にあっても、「定番」として残っていた(アナログ末期)。そのおかげで、私もかなり早い時期からこの作品に接する事ができたのである。個々の作品について触れよう。
「a peine」は、ゆったりと悩ましく歌われる愛の歌だが、私個人の意見としては、'78オランピアの、あの「何か」に取り憑かれたような急ぎ足の歌唱も大変気に入っている。「quand ceux qui vont」は、'81パンタンまで、「drouot」は'90モガドールまで歌われている名作。前者は、ステージでは、「レクイエム」を意識しているのか、オルガン(シンセ)主体のアレンジで「祈り」を強調した演出になっているが、スタジオ盤はここに聴くようにピアノ主体のシンプルなものである。どちらも好きだが、繰り返し聴いた数の多さでは、やはりスタジオ盤の勝ちであろう。後者は、思い出の品が競売にかけられる老婦人の様子を見事に描いた「写実的な」作品。この作品は、どのパフォーマンスを聴いても胸に迫るものがある。もちろん、このスタジオ盤も。
他の作品では、「hop la」「le zinzin」は軽めのテイスト。言葉の端々にユーモアの感じられる佳作。「au revoir」も別れの歌であるが、どちらかと言えば、軽めにさらっと歌われている。不思議と余韻の残る歌だ。「la colere」は'72に再録もしているが、このオリジナル盤はシンプルな響きである(彼女は度々旧作の再録音を行っていた。「la solitude」「les rapaces」などがその例)。
残り2曲も「再録音」の例。「je serai douce」「amoureuse」は、昨年死去したRTLのレモ・フォルラーニ氏の書いた7幕物の劇「madame」('67の同じタイトルの曲とはまったく無関係)の劇中歌。アフリカの娼館が舞台で、作曲は彼女自身。'70の1月から2月にかけてパリ・ルネサンス座で上演されたが、興行としては大失敗だったようである。しかし、ここに残された録音は、その失敗をまったく感じさせない堂々たる仕上がりで、「再録音成功」の例だと言っても差し支えないだろう。「amoureuse」はそれこそ、'68年の大傑作「l'amoureuse(恋する女)」(定冠詞が付いている)と混同しそうな紛らわしいタイトルだが、この小品がまた素晴らしい。口笛を思わせるピッコロに乗せて、軽やかに恋の喜びが歌われるが、最終節では一転「ああ、不幸せ、不幸せ、不幸せ、こんなにも不幸せ」と嘆きの歌に変わる。その落差は劇的である。先述の劇が失敗に終わったにしても、ちゃんと収穫を残したという点で、この録音は決して無視できないのである。新しいバルバラファンはぜひ一聴を。
追記(2011年9月6日):新全集('02,13枚組)について
没後5周年の記念に発売された、完全デジパック仕様のリマスター版。フィリップスに録音されたスタジオ盤のオリジナルアルバム12枚(ドイツ語のアルバム「Barbara singt Barbara」も含む)と特典ディスク('64-'67の未発表テイク集)から成る。「seule」('81)は初の完全CD化である('87-'90のライヴによる新曲もこのディスクに収録)。'96のラスト・アルバムもデジパック仕様で手に入る。特典ディスク(「未発表テイク集」)には、かなり珍しい録音もあるのでお薦めできる。ただ、当全集は、ドイツ語のアルバムとラスト・アルバムを除いて、基本的に歌詞の掲載はない(未発表テイクの注釈に多少あるのみだ)。あくまで「フランス人向け」、または、「長いファン向け」のような感じであるが、歌詞は、バルバラの全詞集も出版されているので、私としては、それを購入することをお薦めする(アマゾン・フランスで購入可)。