労働運動再生の地鳴りがきこえる―21世紀は生産協同組合の時代
というのが、世間の評価である。しかし、今現在の日本の最大の社会問題こそ「労働問題」
だ。格差社会などということが流行っているが、本当に見つめなければならないのは、この
本が扱う、戦後日本労働運動はなぜ敗北したのか、またどうしたらその再生が可能なのか
ということだろう。ここでは、連帯労組・関西生コンの産業別労働運動・生産協同組合運動のな
かに、その勝利の可能性を見いだしている。労働運動再生のためにこの本を契機に議論を
活発化して欲しいと思う。
巴里渋舞曲
日本の音楽が海外で評価されるというのはとてもうれしく感じます。
HPでの先行予約で購入したため、付録にライブDVDと、ステッカーが付いてきました。
DVDでは日本文化会館で行われた模様が収録されており、曲目はwe are fisherman band、途中でわたべさんのMC(これが素晴らしく面白い!!)、最後の一瞬だけLION 笑でした。
いっぱいの観客とコールアンドレスポンスし、笑いながら演奏する渋さのメンバーなどを見ているとやっぱりこのバンドはただのバンドじゃない、と思わざるをえません。
CDは二枚組で
1バルタザール
2股旅
3Hiro kun on the corner
4Fight on the corner
5We are a Fisherman Band(intro)
1We are a Fisherman Band
2Watabe's MC
3We are a Fisherman Band
さきにパソコンで取り込んだところ9曲と表示されたので
ジャケットの表記を借りて2.3トラックを書いておきます
2LION
3ひこうき
4本多工務店のテーマ
5ナーダム
6仙頭
7ステキチ
DVDの内容はCD1-2をまたぐものなので、せっかくいいところなのに…とならずに済みます!!
告発!逮捕劇の深層―生コン中小企業運動の新たな挑戦
労働者の待遇改善だけを経営者に対して要求するのではなく、生コンの品質を高く保ちながらも適正価格で消費者に提供する為に、中小業者の大同団結を呼びかけ、経営者間では成しえない協同組合を結成し、ゼネコン至上主義の建設業界にありながらも、労働者と中小生コン企業がリーダーシップをとる流れを作ってきた連帯ユニオン。
国労が闘いに疲れ労働者の意向を無視して政治的解決を図り、共産党が連帯ユニオンへの警察からの圧力にビビリ離れていったように、組織は組織を生きながらえさせる為にだけ存在するようになるのが常の世の中において、ゼネコンの警察を使ってのでっち上げ逮捕などにも屈せず闘い続ける連帯ユニオンこそ、真の意味での労働組合ではないかと思う。
この関連で、門真市議の戸田氏(無所属・市民派)も逮捕されたが、彼もまた闘う姿勢をいささかも崩してはいない。
組合加入比率が下がる「今時」ではないかもしれないが、労働者が切り捨てられる今こそ個々の労働者が団結してこのような運動を起こさなければ、行く先は戦場の弾除けか、過労死しか選択肢がなくなるのではないかと危惧する。
文体は、手に汗握る筆力で迫ってくるというよりも、新聞記事を読んでいるように淡々としており、そこが残念だったが、知るべき内容である事は確かだ。 武氏・戸田氏の逮捕後の物語も小説仕立てで読んでみたいものだ。