女子特有の感情がストレートに表現されていて、すごい観察力だなと感心させられます。何気ない言葉が実は相手を傷つけてしまっている。気をつけてはいるけど、改めて気をつけなければいけないなと、読みながら痛感。不妊のくだりは身近にも実際にいるし、こちらは子を持つ側なので本当に複雑でした。女の子は明日も、というタイトルが、読み終えてジーンと、胸が熱くなる本でした。 女の子は、明日も。 関連情報
『莉南』と『英理子』対照的な2人の女性を中心に描かれた物語ですが、私はもう一人、彼女たちの同僚である『百合』を含めた3人の物語と考えてもいいのではないかと思いました。自分は3人のうちどのキャラクターに近いだろう、この場合自分だったらどうする?そんな事を思いながら一気によみ進めました。とても面白い小説だと思います。表紙のイメージが内容と若干合わないような気がするのですが、内容はなかなか硬質です。 鏡よ、鏡 関連情報