原作では男性の主人公を深キョンが演じると聞いたときには
違和感を覚えましたが、見ているうちに納得させられます。
芸達者の役者さんが揃って、スタッフも楽しみながら作っているのが
見ている側にも伝わってきます。
筒井さん自身も出演してますし、この出来には十分に満足だったのではないでしょうか。
山下氏がラグビー部の監督をやる回は、放送時にも腹抱えて笑いました。
オオゼキタクを購入したのは二つ理由がある。
一つはドラマ「大富豪デラックス」の主題歌で、
さわやかでよくのびる歌声に興味をもっていたこと、
もう一つは偶然とある駅の路上ライブでご本人の豊かな声量を
耳にしてしまったことである。もっと聞いてみたいと思った。
実際に購入したCDを聴いてみて実感したのは
彼の歌の透明感。そして揺れ動く人間の内面をきちんと見据えた
歌詞のせつなさである。オオゼキタクは繊細な人なのかも知れない。
曲の音の動きは派手さはない。
これからも彼の才能が
発揮されることを想いながら、
車などで流してみたい曲がたくさん入ったCDだと言える。
筒井が書いたミステリーのデビュー中編集である。古くからの筒井ファンである私にとっては、筒井がミステリに手を出すとは驚きであったが、作品に込められたアイデアには感心させられた。内容を読むと、かなり本腰を入れて書いている事が窺えるが、TV化されて過剰人気になっているのとは裏腹に、やはりミステリとしては習作レベルの出来であろう。しかし、この作品の執筆経験が後に「ロートレック荘事件」という大傑作に結実したと思う。
それにしても、昼飯にはカケソバを食べて、靴をすり減らしながら捜査するという旧来の刑事のイメージを大きく覆す、「刑事が大富豪の息子」というアイデアは筒井ならではのもので、流石と唸らされる。そして、このシチュエーションを利用して、ライバル店の店長を殺したと思われる容疑者に再犯させるため、新会社を設立してしまう。誘拐事件の身代金に数百万をポンと払う。数百人の暴力団員を泊まらせるため、街中の旅館を貸し切きってしまう等、筒井らしいブラック・ユーモア的サブの奇想が光る。SFだろうが、ミステリだろうが筒井の意表を突くアイデアは健在である。ただし冒頭で述べた通り、本作はアイデアの展覧会の感があり、ミステリとしての習熟度は今一つと言わざるを得ない。
SFの鬼才がミステリに挑戦し、従来の刑事ものの概念を超越したアイデアを披露してくれる、奇想溢れる異色ミステリ。
これぞ、深キョンのファンの為に作られたといっても過言ではない、深キョンの萌え魅力満載ドラマ!
大富豪のご令嬢が常人では思いもよらぬ視点で、難事件を次々に解決。 しかも事件解決の為には金に糸目を付けぬという、豪胆ぶり。 毎回気楽に見えてげらげら笑える超1級娯楽作品です。
ご令嬢らしいおっとり、ほんわかした雰囲気はまさに深キョンそのもの(本人もかなりの天然らしい)。 毎回の衣装も実に綺麗。喋り方も演技しているとは思えない。
深キョン主演ドラマの中でもピカイチの作品です。
おなじみのテーマの数々、「富豪刑事」の曲と、「富豪刑事デラックス」用に新たに作曲した曲を
収録しており、作品の世界を十分堪能できます。
作曲の辻陽氏は「トリック」を手がけた方だということを、CDを買った後で知りました。
「トリック」に似ないよう、打楽器を使わないようにしたとのことで、まったく気づきませんでした。
ご本人も言われているとおり、唯一「17.喜久右衛門のテーマ」では打楽器を多く使っているので
改めて聴くと「トリック」の感じが聴きとれます。
特に、ブックレット・ライナーノーツが充実していて(表紙+裏表紙入れて計12ページ)、
番組の写真は神戸美和子の表紙のみですが(カラーも表紙のみ)、
番組に対する作曲者のコメントと解説だけではなく、各1曲ずつに短い解説と作曲者のコメントがあり、
各曲のタイトルもご本人が付けた、など興味深い話を読むことができます。
また、プロデューサ桑田氏、演出の長江氏のコメントも載っています。
ドラマのファンには、もちろんオススメです。
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