娘がピアノをやっているので、オーケストラのことも知ってほしくって手に入れました。 詳しくないと知り得ないことまで書いてあったりして、すばらしいと思います。 プレーヤーの仕草などの描写もさることながら、イラストもとっても丁寧に描いてあって、細かく見始めると、かなりはまってしまいます! 娘のために買ったのに、私自身がとっても喜んでいる始末です。 続編があるのでしょうか? 期待してしまいます!
値段なりの作りであることは確かですが、私の場合にはじゅうぶんに役に立ちました。事前に三点支持の爪の位置をじゅうぶんに確認したあと、軍手をはめた左手で固定台を持ち、右手でオープナーを回します。爪の位置をきちんと合わせておけば、それほど強い力を加えなくても蓋は開きます。
腕時計本体と蓋のあいだのゴムパッキンが経年変化で伸びて緩んでいることが多く、パッキンの交換をしないと防水機能が役に立たなくなりますのでご注意ください。心配な方はプロの手に任せることをお勧めします。あくまでも自己責任でどうぞ。
ドライヤー監督長編2作目。 この映画におけるサタンは神に敗れた後、神の意に反する様、全力で人をたぶらかす役割を与えられたと言う異色の存在です。 人がサタンの誘惑に屈する度にサタンが人界で神の呪いに苦しむ年数が加算されて行きますが、逆に人がサタンの誘惑を退けるとその何倍も懲役年数が減ると言う設定です。
ナザレのイエスの晩年を描いた第1エピソードではバリサイ人、スペイン異端審問を描いた第2エピソードでは異端審問官、フランス革命後のマリー・アントワネットを巡る人間模様を描いた第3エピソードではジャコバン派、そして1918年のフィンランド国内で起きたロシアの赤軍・白軍の内戦を描いた最終エピソードでは赤軍の思想指導者が実はサタンの化身と言う設定です。
1919年の無声映画とは思えない複雑な構成ですが、連続活劇的な引きも有り、難解では御座いません。 ドライヤー自身、まだ自分のスタイルの模索をしている印象で、特に前半3エピソードに比べて極近々の事件を扱った最終エピソードの語り口が妙に生臭く、後年の如く画面から問答無用に目を離せなくなる磁力は未だ出て居りません。 但し、極めて絵画的な構図や、最晩年に叶わなかったイエス・キリストの生涯を描く企画に先駆けてドライヤーが撮ったイエスに後の作品の片鱗が窺える事と、最終エピソードの珍しい銃撃・活劇シーン等、見所は多いです。 そしてデンマーク映画協会所蔵のデュープネガから直接デジタル復元された画面は、俳優達の濃いメイクの下の生々しい皮膚感まで感じられ、とても90年以上前の映画とは思えない鮮明さです。 残念ながら、コマ数の関係か、動きがややぎこちなく、紀伊國屋の同監督・同シリーズの傑作DVD「裁かるゝジャンヌ クリティカル・エディション」の霊妙な出来には及びません。
DVDの特典は最終エピソードの海外向けハッピーエンド版と、未収録シーン、フォトギャラリー、そして字幕も担当された本シリーズお馴染みの小松弘氏による小冊子といって良い40頁リーフレットです。
|