似てないですね。この一言に尽きます。 たぶん原型師は資料なしで作ったのでしょう。それくらい似てないです。
けれどフィギュアとしての出来は悪くないです。というか普通に可愛いと思います。 後ろにやった手が何を意味しているのかよく分からないポーズになっていますが…
色々と惜しいフィギュアだとは思います。 同ブランドから出るのが決定しているりせちーと千枝ちゃんに期待です。
時期は雪子救出後、主な舞台は「テレビの中」。登場人物は表紙の3人+クマ+主人公+サブキャラ2名。完二、りせ、直斗は出てきません。
著者の藤原健市氏はP3のノベライズもされた方です。『オワリノカケラ』を読まれた方は、あれの「P4・花村陽介版」と思っていただければ分かりやすいかと思います。花村陽介の、ちょっと切ないお話です。
藤原さんがノベライズされたP3・P4の物語にはゲームの主人公にあたる人物がほとんど登場しません。私見ですが、ゲームとしてのP3・P4はもともと主人公にそれほど強い個性がないのが特徴で、その分プレイする人それぞれが自分なりの「主人公」像を持てる余地があるように思います。ノベライズにあたってそれを崩さない形にした点は好感が持てました。逆に、「主人公」の活躍に期待している(いた)人には物足りない内容だと思います。
ストーリーに関してはもうちょっと描き込んでほしかったかな、というのが正直な感想です。評者はほとんどすべてのキャラが好きなのであまり気になりませんでしたが、陽介以外の特定のキャラが好きな方にもやはりお勧めしにくいですね。
少々難はありましたが十分楽しめましたので個人的には☆4つ。上記の点とこの本のレビューの多さ(このレビューを投稿する時点で『オワリノカケラ』の3倍以上あります……)を考慮して一つ減らしています。
ゲームでは、とてもいい子だった菜々子ちゃん。 このCDでは、小学一年生らしい、年相応の菜々子を聞けました。それだけでも聞く価値アリです!
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