アクションゲームと思って買ったら、パズル的なゲームだった。もうどこかへいってしまったのだけれども、音楽が妙に印象に残っている。懐かしい。今やったら泣いてしまいそうだ。
映画館へ何回も足を運び、更にビデオも買って何回見たのか分かりません。 セリフが分からなくても、もうストーリーは終えるからとフランス版のDVDを買っちゃいました。
ミナとエテル…いかにもパリっぽい人たちで、エテルには時々ムッともしました。 でもこれぞパリジェンヌ…前にフランス人の友人に聞いた“パリッ子”に当てはまる。 ミナは感受性が強過ぎたんだと思います。 でも凄い頷ける事が多くて…。
落ち込みたい時にはどん底まで突き落としてくれる作品です。 でも這い上がろうという時にはお勧めできませんが。 とにかく泣きたい時、落ち込みたい時には最適です。
先述の通り、フランス版はDVDが出ているんですよ。 何で日本では出ないのでしょうか???
この映画はフランスのファッションが分かる!等の売り文句が書いてあったりしますがもっと奥深いです。ヒロイン「ミナ」演じるロマーヌ・ボーランジェは美人とは言えませんがフランスで女優として評価が高いです。映画の中に恋の場面も出てきますがメインはミナとエテルの友情ですよね。芸術家のミナは情緒不安定で恋も仕事も上手くいかず、唯一残されたエテルとの友情に希望を持った。しかしちょっとしたすれ違いに絶望したミナは・・・。芸術家は自殺が多いですよね、画家ファンゴッホ、日本ではノーベル文学賞の川端や芥川や太宰。ミナの映画の最後の字幕に注目して下さい。あのカフカの文が出てきます。何故カフカなのか。それはカフカが死んでから有名になり、その影響を受けたカミュ、サルトル、!大江というノーベル文学賞作家が出たのは御存知でしょう。ミナを見て損はないと思います。
ビストロとはなんぞやということで、その道の専門家(ルベイさん(パリの人気ビストロ・ガイド本の著者)、フミコさん(三つ星レストランの元スーシェフ))が解説している。 出版は2009年11月なので1年ちょっと前と言うことになる。 ビストロの定義が紹介されているが、要は、カジュアルで家庭的な暖かみがあって日常使いができるということがポイントのように思える。パリに出現したのは19世紀初頭と意外に新しい。 ただ、内容(全128ページ)の半分がパリのビストロの紹介(P16-69)。近々パリに行く予定がないので、行くときには古くなっちゃうなと言うのが正直な感想。
一方、日本(というか東京)のビストロ紹介は使える。この並びなら、たぶん間違いない。 自分が知っていたのは、「マルディグラ」(これが、ビストロとは思ってなかった・・)、「ラミティエ」、「ビストロ・ド・ラ・シテ」、「ブノワ」(シェフ変わりましたよね)、「ビストロ・ミカミ」、「ヌガ」(2階はビストロというにはゴージャスか?)、「オギノ」(あまりに有名で予約取れないのでは?)、「サラマンジェ・ド・イザシ・ワキサカ」、「ビストロ・ヴィヴィエンヌ」、「オー・ギャマン・ド・トキオ」(ここも普段使いは厳しいよねー)。 知らなかったのは、「ガール・ド・リヨン」(八丁堀)、「ル・プレヴェール」(明治神宮前)、「ブション・ドール」(銀座)、「ラ・ピッチョリー・ドゥ・ルル」(広尾)、「ビストロ魚金」(新橋)、「煮込みや なりた」(代々木)、「コム・ア・ラ・メゾン」(赤坂)、「ビストロ・ファブリック」(東山)、「コンコンブル」(渋谷)など。
なお、ビストロの定番として紹介されている料理は知らなかったものが多いので、簡単に触れておくと、「鶏レバーのテリーヌ」、「ブフ・ブルギニヨン」、「アッシ・パルマンティエ」(牛と豚の挽肉をじゃがいものピュレとの間に挟んだグラタン)。
90年代ミニシアターで公開され、トリコロールとか、ベティーブルーあたりにハマった女の子は必ずといっていいほど見ていた作品。女の子はこれを見て自分だけの宝物を見つけた気分になったものだ。男は、意中の女性をデートに誘うための口実にこの映画を利用したのではなかったか。ミナは繊細さを低い声とアートで表現する。対しエテルは、おおらかさと洗練された身のこなしで世渡り上手に生きていく。おそらく何年かすると、死んだミナのことは忘れているのだろう。世間で言うところのO型の性格だ。子供時代の転換期にはモスクワ・フィルが優雅に場面を切り返す。大人になってからのミナには、ジョン・レノン、ゲンズブール、エテルにはダリダの音楽を重ねる。ルノワールのムーラン・ド・ラ・ギャレット、田舎の踊りからミナが妄想に入るシーン、何度見ても笑ってしまう。印象派の風景を自身の恋愛に重ねる...フランス人と同じ農耕民族なのだが、日本人ではありえない発想、すごすぎる。ユダヤ人の死生観とドイツ人に対する拭い去ることのできない不信感。民族が家庭に染み付いている。ユダヤの墓地に埋葬される場面、ボーランジェはフランス人とベトナム人のハーフなので、どう見ても設定は不自然だ。まあいいか。自分は「美奈」とか、「美菜」という女性の名前に出会うと、いつもこの映画のことが頭をよぎる。最近では恵子とか典子など「子」がつく名前が少ないとのこと。字幕翻訳は、あの松浦美奈さん。彼女はどのような思いで仕事を引き受けたのか。きっと何か感じるところがあったのだろう。いつかそんな話でも聞くことができればいいな、などと勝手に想像しながら、次に美奈さんという名前の女性に出会ったら、さりげなく名前の話題を投げかけてみたい。楽しかった幼少のころ、優しい両親、日本人の美奈さんは、きっと幸せな女性にちがいない。
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