広告のデザイン性に焦点を当て、著名なアーティストや歴史について紹介している本。雑誌penの広告に関する過去の特集を集めて1冊に再編集したものである。
広告の世界に変革を起こした代表的な作品を紹介した後に、以下のようなアーティストについて広告作品及びその特徴と共に紹介している。中には、広告が嫌いで美術展向けのポスターなどだけを手掛けてるという人もいる。 - シーモア・クアスト - マックス・フーバー&葵フーバー河野 - ウィム・クロウェル - ジョージ・ロイス - ペア・アーノルディ - ベン・オイネ - 山名文夫 - レイモン・サヴィニャック - ヘルムート・クローン - ジョアン・ぺドラガサ
また、ADx写真家のコラボとして、以下の人達が紹介されている。 - 石岡瑛子x横須賀功光 - ロベール・デルピールxアンドレ・マルタン - ティボール・カルマンxオリビエロ・トスカーニ - アミール・ガルガーノxゴードン・パークス - カトリン・チウライxアンドレアス・グルスキー
それ以外に、フランスと東ドイツの広告美術館の紹介、アメリカとヨーロッパと日本に分けた広告デザインの年表もついている。オールカラー。サイズはやや小ぶり。アーティストたちの表現の場としての広告の歴史と可能性を感じる。
断っておきますが、収録作品は全て5つ星です。全てのクリエイターが未来へ紡いでゆくべき貴重な映像遺産であり、その意味では素晴らしい。 しかし、他の方も指摘されてる通り、DVD商品としては3つないしは2つ半です。 『ACC50周年企画!』と銘打った50年分のボリュームとしては、今時1時間にも満たない収録時間、収録本数ではあまりに『物足りない』感が強いです。価格設定もそれに拍車をかけている感があります。 収録に向けての許諾関係が難航した為なのか、はたまた続篇を視野に入れての出し惜しみなのか、その両方なのかはメーカー担当者のみ知る部分かもしれませんが、次回はもう少しユーザーフレンドリーな構成にしていただきたいと願うばかりです。 どうしても懐かしいCMが観たい場合、首都圏在住者であれば、横浜の放送ライブラリーや汐留の電通博物館でかなりの分量が視聴できる時代です。価格が価格なだけに、商品としてはもうちょっと努力していただきたかった。 パッケージに東京タワーを持ってきた辺りのセンスはツボを押さえてるんですけどね…
楽曲の良さは他の方も書かれているとおりで、言うに及ばない素晴らしさ。 捨て曲なしの13曲。全曲シングルになってもおかしくない完成度です。
そしてメンバー全員、本当に演奏力がアップしましたね。 橋本さんの歪んだギターも、福岡さんと高橋さんのリズム隊も、聴いてて実に気持ち良いです。 特に、音数の多いベースが好きな自分は、毎回福岡さんのプレーに聴き惚れてしまいます。 曲で言うと「海から出た魚」とか「LastLoveLetter」とか。 「あいまいな感情」もいいですねえ。
3人がこの先どのような成長を見せていくのか・・・。 気の早い話ですが、早くも次のアルバムが楽しみで仕方ないです。
ウルフルズの「陽」の部分の魅力が、ギュッと詰まっています。
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