いきなりこの本を読んでも無理なら「詩で語る数論の世界」「オイラー、リーマン、ラマヌジャン―時空を超えた数学者の接点」を先によみ youtubeで「リーマン予想」の動画をまず楽しむことです。 初めてリーマン予想のことを知ったのは「オイラー、リーマン、ラマヌジャン―時空を超えた数学者の接点」の種本「数学の夢―素数からのひろがり 」でしたが、最近は関連本が沢山出版されて嬉しいかぎりです。この本より数学的に分かり易く書かれたのが数学セミナー臨時増刊リーマン予想がわかる 2009年 11月号 で 「高校生からわかる超入門リーマン予想」の桜井進先生の記事は本当にやさしく素晴らしいです。解析接続の話が出てきますがこれの一番分かりすい入門書は「今日から使える複素関数」飽本 一裕です。 ネットでは意外なHP「フナハシ学習塾」のためになる?ページ⇒数学の中の解説が最高に素晴らしいので必見です。
最近、スポーツに関係してよく耳にすることば、「層が厚い」。この本を読んでその意味を実感を持って理解できました。 どんな優秀な才能を秘めた選手がいても、自分にあった指導者、チームに巡り会えなければ、その才能は開花しないかもしれない。 でも層が厚ければ、どんな選手でも自分にあった、自分の才能を伸ばしてくれる指導者と巡り会える可能性高くなる、ひいては優秀な選手が育つ。 スポーツの経験が全くといっていいほどない私は、この本を読んで、そういうことを実感しました。 本の内容は、そういう教訓めいた話では全くないのですが、「層が厚い」=「多様である」ことの意義をわかりやすく教えてくれた本として、心に残る一冊になりました。
この本を読むきっかけとなったのは、この作品が高校入試の問題の一文として新聞に載っていたから。なぜその時高校入試問題を読んだのかはわからないけど、こんな偶然でこの本と作者に出会った。
読むと自分の好きな話だった。ちょうど子供の頃この本に出てくるような体験をしているひとりだからだ。近くの川でザリガニをとったり、自転車で何時間も川沿いを走ってみたり、秘密基地やどぶ川の草レースなんかばかりやっていた。小学生の頃は誰もが純真で好奇心がいっぱいだった。そんなお話です。
小さな少年少女達が主人公。冒険的な話が多くワクワク感が一杯詰まっている。短編の連続ドラマ形式なので1話づつ話は長くないので時間のない方でもOK。ちょっぴり寂しい話、ギャグのような話、何か切ない話、どぎつい話・・・・それぞれ短編に何ともいえない余韻があります。
読んで行く途中で、今の子供と昔の子供の大きな遊びの差は遊ぶところには親の目が行き届きすぎているか、いないかではないかとつくづく思ってしまった。昔の子供は親の目が入ってないところで自由に遊んでいたような気がしたし、親も別に気にしていなかったように思う。 家族でワンボックスで出かけるスタイルが今の日曜のスタイルに見える。自分の子供のころは子供同士で遊んでいたなぁ〜。今はドラえもんで、でてくる広場なんてもうどこにもないんだなと・・。
なにはともあれ僕のようなおじさんは、自分の頃の少年時代をついつい重ね合わせしまう。自分への回帰録のような本。すごくこの本、傑作だと思うけど、どうでしょう・・・。
|